あけましておめでとうございます。私は忘れっぽく、そして飽きっぽい性格なので、今年こそは!と思って取り組んだことも、ついつい三日坊主になってしまうことが多々あります。
そんなわけで、今回のテーマは「記録」です。忘れっぽい私を助けてくれる記録術をご紹介します。
1.週案に記録を
週案には、1週間の予定を書く欄をコピーして、予定欄の隣に貼り付けます。そこに、その時間の子どもの様子を記録していくようにします。
もちろん、後で見て、子どものそのときの様子を思い出したりすることも大事なのですが、これを習慣化することによって、1時間の中で子どもの様子をしっかりと観察しようとする意識が自分の中に芽生えてきます。
2.ToDoリスト
最近は、付箋を使ってToDoリスト(やることリスト)を作っている先生も、私の職場では増えてきました。
私は、もちろん付箋も使いますし、たえずメモ帳も持ち歩いています。
そんなToDoリストですが、このリストを英語で書いてみると、ちょっとプロっぽく(!?)なるのでおススメです。お医者さんがカルテをドイツ語で書くような感じでしょうか。
書類 document
配付資料(プリント) handout
実施案 proposal
評価 assessment
略語を使うと、スピードアップします。
w/ ~と一緒に
mtg 打ち合わせ
conf. 大きめの会議
B.D. 誕生日
「校長先生に配付資料の確認」なら「handout→boss」なんて感じで。自分がわかればよいのですから、省略できるところは後で見たときに思い出せる程度のザックリした表現でいいかと思います。メモの本質ですよね。
記録は、実は無駄な時間を減らしてくれます。
多忙な仕事だからこそ、今年はメモを見直してみませんか。
増田 謙太郎(ますだ けんたろう)
東京学芸大学教職大学院 准教授
インクルーシブ教育、特別支援教育のことや、学校の文化のこと、教師として大事にしたいことなどを、つれづれお話しできたらと思います。
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