クラスの子ども達がデジカメで撮ってきた写真です。
いつも暮らしている世界とは別世界のようです。
理科の「秋の自然を探そう!」という授業でのことです。
観察用に「携帯型顕微鏡30倍」と「デジカメ」を持たせました。
カメラは、顕微鏡とつなげて使うことを意図した訳ではなく、通常の記録写真を撮るために渡したつもりでした。
あるグループが顕微鏡とカメラをつなげて、面白い写真を撮ってきました。
他の子ども達も興味を持ち、次の日に改めて、皆で様々なものを撮影しました。
どの写真も興味深いものです。
まるで、惑星の写真のようです。
携帯型顕微鏡です。様々なタイプが市販されています。
望遠鏡を兼ねるものなどもあるのですが、上の写真のようなシンプルな機能の物の方が使いやすいようです。
顕微鏡にカメラをつけています。
ポイントは、カメラのレンズを顕微鏡にぴったりと付けることです。
ぴたりと付けた上で、指を使ってしっかりと固定すると良いようです。
上の写真は、名札の一部の写真だそうです。
生物だけでなく、身の回りの様々なものに子どもは興味を持っていきます。
子どもが「あっ!」と驚くようなことは、子どもに大きな刺激を与えます。
視野が広くなり、見方が変わります。
様々な疑問も持ちます。
意欲を持って、学びに取り掛かった時、子どもは大きな成長を遂げます。
今回の取り組みのような別世界の体験は、そのきっかけを与える可能性があります。
簡単にできる今回の「携帯型顕微鏡+デジカメ」はおすすめです。

鈴木 邦明(すずき くにあき)
帝京平成大学現代ライフ学部児童学科 講師
神奈川県、埼玉県において公立小学校の教員を22年間務め、2017年4月から小田原短大保育学科特任講師、2018年4月から現職。子どもの心と体の健康をテーマに研究を進めている。
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