3月に入ると、卒業という大きな行事があります。
皆さんは、卒業式にどんな思い出がありますか。
3年間の思いが、この式典の間に走馬灯のように駆け巡ります。
万感の想いに胸が詰まることもあるのではないでしょうか。
私は個人的に、素直に流せる涙がたくさんあってほしいと考えています。
『蛍の光』が流れるのでしょうか。
『仰げば尊し』がながれるのでしょうか。
最近流行のJ-POPになるのかもしれません。私はトンと疎くなっていますが。
本当にさまざまなのでしょう。
「卒業生祝賀会」という機会がありました。
武田鉄也の『贈る言葉』をBGMに
職員一人ひとりが生徒への思いを伝えたりしました。
私たち教職員は、『乾杯』を一人が、ひとフレーズづつリレーしました。
私が担当したフレーズは、
「遥(ハル)か長い道のりを歩き始めた 君に幸せあれ!」
と
「大きな喜びと 少しの寂しさを 涙の言葉で 歌いたい」
でした。
とても気に入りました。
中学時代に音楽の歌のテストで再テストをいただいてから、歌に関しては
本当は敬遠してきました。
今まで、何か行事があっても歌だけは遠慮させていただいていたのですが、不思議な縁で、歌から避けて通れなくなっていまいました。
今度は「卒業を祝う集い」がありました。予餞会のことです。
在校生からの出し物と教職員の出し物がありました。とてもしっとりする歌がうたわれました。
一部ですが、紹介します。
『Smile again』
『Tomorrow』
Kiroroの『未来へ』
私は積極的に歌う方に加わることはできませんでした。しかし、ほんの一部ですが、とても心に残る詞をいただくことができました。
この紙面では、リズムやメロディーなどを一緒に紹介できないので、興味関心ある方は、実際の曲に親しんでいただきたいものです。皆さんは、それぞれもっと他の好みの曲もあるでしょう。
「卒業式ではこの歌がお薦め、ランキング」の企画など面白いかもしれません。
卒業生から一人3分を目安にスピーチをしてもらうコーナーがありました。
その生徒のスピーチや思い出の中から、「感謝、ありがとう、やさしさ、えがお」の言葉を多く耳にすることができました。
私は、一人ひとり卒業生が感じてきたこれらの言葉の持つ重みと意味合いの深さに違いがあることに気付きました。
「感謝」という言葉は、その人の得た体験の数ほど、異なった「感謝」があるのだと。
「えがお」に励まされたときも、だれから、どんなとき、どのような「えがお」があったのだろうかと。
卒業生らが受けてきた「感謝、ありがとう、やさしさ、えがお」を、今度は、与える側になってくれることを願っています。
卒業という区切りは、私にとっても様々なめぐり合わせを実感させていただける感慨深い行事ですね。
全国の卒業生の皆さん
ご卒業おめでとうございます。
皆さんは、卒業式にどんな思い出がありますか。
3年間の思いが、この式典の間に走馬灯のように駆け巡ります。
万感の想いに胸が詰まることもあるのではないでしょうか。
私は個人的に、素直に流せる涙がたくさんあってほしいと考えています。
『蛍の光』が流れるのでしょうか。
『仰げば尊し』がながれるのでしょうか。
最近流行のJ-POPになるのかもしれません。私はトンと疎くなっていますが。
本当にさまざまなのでしょう。
「卒業生祝賀会」という機会がありました。
武田鉄也の『贈る言葉』をBGMに
職員一人ひとりが生徒への思いを伝えたりしました。
私たち教職員は、『乾杯』を一人が、ひとフレーズづつリレーしました。
私が担当したフレーズは、
「遥(ハル)か長い道のりを歩き始めた 君に幸せあれ!」
と
「大きな喜びと 少しの寂しさを 涙の言葉で 歌いたい」
でした。
とても気に入りました。
中学時代に音楽の歌のテストで再テストをいただいてから、歌に関しては
本当は敬遠してきました。
今まで、何か行事があっても歌だけは遠慮させていただいていたのですが、不思議な縁で、歌から避けて通れなくなっていまいました。
今度は「卒業を祝う集い」がありました。予餞会のことです。
在校生からの出し物と教職員の出し物がありました。とてもしっとりする歌がうたわれました。
一部ですが、紹介します。
『Smile again』
『Tomorrow』
Kiroroの『未来へ』
私は積極的に歌う方に加わることはできませんでした。しかし、ほんの一部ですが、とても心に残る詞をいただくことができました。
この紙面では、リズムやメロディーなどを一緒に紹介できないので、興味関心ある方は、実際の曲に親しんでいただきたいものです。皆さんは、それぞれもっと他の好みの曲もあるでしょう。
「卒業式ではこの歌がお薦め、ランキング」の企画など面白いかもしれません。
卒業生から一人3分を目安にスピーチをしてもらうコーナーがありました。
その生徒のスピーチや思い出の中から、「感謝、ありがとう、やさしさ、えがお」の言葉を多く耳にすることができました。
私は、一人ひとり卒業生が感じてきたこれらの言葉の持つ重みと意味合いの深さに違いがあることに気付きました。
「感謝」という言葉は、その人の得た体験の数ほど、異なった「感謝」があるのだと。
「えがお」に励まされたときも、だれから、どんなとき、どのような「えがお」があったのだろうかと。
卒業生らが受けてきた「感謝、ありがとう、やさしさ、えがお」を、今度は、与える側になってくれることを願っています。
卒業という区切りは、私にとっても様々なめぐり合わせを実感させていただける感慨深い行事ですね。
全国の卒業生の皆さん
ご卒業おめでとうございます。
岩本 昌明(いわもと まさあき)
富山県立富山視覚総合支援学校 教諭
視覚に病弱部門が併置された全国初の総合支援学校。北陸富山から四季折々にふれて、特別支援教育と英語教育を始め、身の回りに関わる雑感や思いを皆さんと共有できたらと願っています。
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