『今すぐできる学校の防災管理 -少しの工夫でこんなに改善!-』

東日本大震災を受けて、これまで発災時の退避訓練や安全対策にとどまっていた学校の防災対策について、事前防災対策を充実させるべく抜本的に見直すことが急務となりました。
災害に備えるために学校組織として取り組む対策や訓練(防災管理)について、各教職員の気付きや少しの工夫の積み重ねの具体例から、学校としての防災対策までを、豊富な写真やイラストを交えて紹介した1冊です。
各学校で防災・減災に対応できる視点を具体的に示した1冊!
安心・安全な学校づくりに向けて、管理職や学校安全主任の先生がどう取り組むべきかについて、①学校や学区域における被災可能性を把握すること、②災害時の時系列的な経過に応じた対策をとること、さらに、③これらに資する事前の対策と訓練、また、④児童生徒や教職員が想定外を考え、自ら考え行動できる社会対応力の育成の視点から具体的に紹介しています。
【本書の特長】
- "今すぐできる”様々な対策例が豊富な写真やイラストでイメージしやすい。
- 災害時の時系列的な経過に応じた対策を解説
- ほとんどの節に特別支援学校や支援が必要な児童生徒に特化した対策を掲載
- 学校での実践をベースに7名の執筆陣がそれぞれの専門分野を分担執筆
目次
序 章 学校の防災管理とは―見通しを持った防災対策の必要性
第1編 地震に備える防災管理
第1章 事前の危機管理
第1節 災害リスクの把握
第2節 体制整備と備蓄
第3節 点検と対策
第4節 “その時”に備える訓練の工夫
第5節 教職員研修
第2章 発生時の危機管理
第1節 初期対応
第2節 二次対応
第3章 事後の危機管理
第1節 安否確認
第2節 対策本部の設置
第3節 集団下校・引き渡し
第4節 避難所協力
第5節 学校再開へ向けて
第6節 子どもの心のケア
第7節 教職員・保護者の心のケア
第2編 地震以外の災害に備える防災管理
第4章 風水害に備える防災管理
第1節 災害リスクの把握
第2節 風水害からの避難
第3節 学校タイムラインをつくる
第5章 津波に備える防災管理
第1節 災害リスクの把握
第2節 二次避難・三次避難
第6章 火山災害に備える防災管理
第1節 災害リスクの把握
第2節 噴火に備える
第3編 防災教育と地域連携
第7章 防災教育と学校・地域間の連携
第1節 防災教育の実践
第2節 地域との連携
『今すぐできる学校の防災管理 -少しの工夫でこんなに改善!-』
編著・監修 :廣内 大助、佐々木 克敬
発行:東京法令出版
定価:3,300円(税込)
仕様:B5判 184ページ
文・画像提供:東京法令出版
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