2008.04.16
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先生と話す時、盛り上がる話題は・・・

株式会社内田洋行 教育総合研究所 山田 智之

前回執筆からもう2週間経ったんですね。
実は2回目にして早くも話題に詰まってしまいました。

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私は現在、省庁や関連機関からの受託事業や、共同研究プロジェクトにおける事務局業務を担当しています。
「教育総合研究所」という名前から、デスクワークの多い職場だと思われがちですが、意外とフィールドワークをすることが多いです。
担当する案件によって頻度は様々ですが、調査のために出張することもあります。(一昨年から約2年間くらいは、特に全国各地に出張する機会が多かったです)

その際、初めてお会いする先生とは何から話したら良いか困ってしまうことがあります。この執筆中の状態と同じです。話のネタに詰まってしまうわけです。

そこで、先生方と会話をするときに盛り上がる話題を探していたのですが、安定的に使えるのは「給食」の話題でした。

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給食や食育に関する話は、昨日の執筆者である宮鍋先生の記事に詳しいので、そちらをご覧頂くとして、この「給食」に関する話題はその地域を知るきっかけにもなり、とても重宝します。
私が良く話すのは「センター方式かどうか」「特徴的なメニューは」「習慣の違いは」の3つです。

私の出身地域は、当時センター方式の給食でした。これだけだと大して面白くもない話題なのですが、「ご飯はお茶碗で食べず、一人ひとりアルミのパック入りのものを食べていました」と言うと、大抵の地域で首を傾げられます。

以下は私の出身地域の特徴的な給食メニューの一例です。

 ・黒はんぺんのフライ
 ・夏場の定番メニュー「冷凍みかん」
 ・給食の時には牛乳と別にお茶が出る

他にも、例えば愛媛では「みかんごはん」、東京では「深川飯」といったメニューが出るようです。郷土料理や、地域の食材を生かしたメニューが取り入れられているんですね。

もうひとつ、習慣の違いとして面白い例として、給食を食べ終わった時の挨拶の違いがあります。私の出身地域では、「ごちそうさまでした」とは言わず、「いただきました」と言っていました。もっとも、これが珍しいと分かったのは社会に出てからでしたが・・・。

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どうでしょうか。この話題、興味を持って頂けましたでしょうか?
この給食の話題ですが、話し手と聞き手の地域が異なる場合だけ興味を持たれるものではないと思います。
近年食育が重視されていますし、例えば保護者の方も、お子さまが学校で何を食べているのか、興味のあるところではないでしょうか。

先月、梅香家が学校ホームページに関する記事(http://www.manabinoba.com/index.cfm/8,9722,21,130,html)を書いていますが、給食も毎日の「子どもの活動」。学校から家庭への情報発信のテーマとしても良いのではないか、と思います。

私と同様、「ネタ」に困っている学校ホームページ担当の先生、いかがでしょうか?

※記事に関連して・・・
学校給食レシピ(一例)
http://www.city.shizuoka.jp/deps/kyouiku/kyushoku/index.html
全国学校給食甲子園。こんなコンテストもあるようです。
http://www.kyusyoku-kosien.net/

山田 智之(やまだ ともゆき)

株式会社内田洋行 教育総合研究所
教育の情報化が進められていた99年~を学生時代として過ごしました。「先生をサポートする仕事をしたい」と思い、内田洋行に入社。現在は受託事業、共同研究プロジェクトなどを担当しています。

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