2008.04.10
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「ファーストコンタクト」あなたの気持ちは伝わりましたか?

元徳島県立新野高等学校 教諭 中原 正治

4月に入っての春休みは、教師にとって独特な気分の一週間です。
この原稿がアップされるのは4月10日。
もう生徒とのファーストコンタクトは終わっていますね。

7日の2回目の職員会議まで、はっきりしない校務分掌や担当授業のクラスに不安を感じながら、わかっている範囲で新学期の準備をはじめていく期間になります。
この期間は、学校によってかなり違いがあるようですね。
この期間を有意義に過ごせるように工夫できているかどうか、ちょっと振り返って見ると、学校力の違いがあるように感じます。

4月1日の職員会議は、はじめての顔合わせ、「ファーストコンタクト」ですね。
昨年に続いての先生方でも、3月の休みをくぐって違って見えます。
「変わらない人もいる・・・」って、聞こえてきそうです。
新しく来られた先生や管理職の緊張感が伝わってきます。

私の勤務校は、のんびりしていています。
今日、7日の2回目の職員会議のあと、学年会議があって、分掌の会議も合間にしながら、新学期の準備作業という感じです。
一段落して、先生方の表情を見ていると、
異動してこられた先生方も、1日の緊張感も取れて、明るく行動的で、普段の表情が現れているようです。

さて、生徒とのファーストコンタクトはどうでしょうか?
今年1年を楽しみに、色々と考えたり心に温めたアイデアを持って、「第一声」を出します。
教師になった初めのころ、この「第一声」が大切だと教えられたことを思い出します。
どのように教師として関わるのか、自分の生き様を含めて語ること。
荒れている生徒への渾身の思いをこの語りにかけてスタートしよう。
楽に・・・とか、上手に・・・とか、と、逃げないで、生徒の批判も真正面から受け止めましょうと。

前年度の一年の取組の振り返りから、自分も学んで、教師である私も「第一声」に自分の変わり目=成長を表せるように頑張ろうとしていました。

今、50代になって、若い頃の情熱はどこ?と、ふと寂しくもあり、懐かしくもありですね。
若い教師のように、思いっきり背伸びしてエネルギーの限りを放出するようにスタートを切るということはありませんが、自分の「第一声」は大切に、生徒と関わって行きたいと思っています。

今年は、学校の都合で、18コマ(担当授業数)全部が情報の科目になりました。今まで勤務校で工夫してきたことを成果として出せるように今年一年頑張るつもりです。

朝、さくらの木が、元気いっぱい咲いていました(写真)。
一年ぶりに見る、このさくらの花は、昨年より素敵な姿になっているように感じます。
毎年同じように咲きながら、その姿は素敵に変わっているのだ、と、感じました。

春休みをくぐって、始業式に会う生徒達。
どんなに素敵に、たくましくなっているか、見つけ出すのもファーストコンタクトの楽しみですね。
File1080410.jpg

中原 正治(なかはら まさはる)

徳島県立新野高等学校 教諭
50代は、タイピングコンクールでシニアの部に振り分けられました。情報化社会に生きるのは若い世代も高年齢の世代も年齢に関係ないですね。情報と理科を担当しています。

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