2008.03.23
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学ぶ楽しさを伝えるということ

株式会社内田洋行 教育総合研究所 梅香家 絢子

私のいる教育総合研究所は内田洋行・新川オフィスにあり、9階建てのうち数フロアがイベントホールになっています。
社内で主催するものはもちろん、社外の教育関連の研究会やセミナーの会場として使っていただくことも多い場所です。

* * *

つい先日もある先生方の自主勉強会が開かれました。
大体60名くらいでしょうか。
北は北海道、南は…確か宮崎県辺りまで。
全国からたくさんの現役の先生が集まる会でした。

休日の朝から、自費で、はるばる東京までやってくる。
自分だったら、、、ということを考えたら
相当やる気がないとできないだろうな、と思いました。
そして実際その通りなんですね。
そこに集まるのはやる気に満ちた、(ちょっと表現が子どもっぽいですが)元気な先生たち。

海外の事例を学んだり、新学習指導要領を読み込んだり。
指導法に真剣に悩んだり、その日に発表を担当した先生の研究成果に熱心に意見を交わしたり。

この勉強会、これまでにも何度か参観させてもらっているのですが、毎回会場で嬉しい気持ちになります。
なぜなら、先生たち自身がその場を楽しんでいるから。
それぞれの立場から子どもや教育への考えや想いを共有して、そこで何かを得たり学んだりすることを楽しんでいるのが伝わってくるんです。

* * *

教職課程を履修して以来、先生というしごとが「学ぶ楽しさを伝える」ものであってほしいと思ってきました。

そのためには、授業そのものが子どもたちが思わず聴き入ってしまうようなものであることも大事です。
でももう1つ。
先生自身が学ぶことを楽しんでいる、そんな姿勢を示せることもきっと効果的ですよね。

おとなたちも学ぶ楽しさを忘れない。
あらためて大事だなぁと実感しました。




今日で私の担当回も最後となりました。
半年間、ありがとうございました。
この仕事を続けている以上、どこかでお会いすることもあるでしょうか。そのときはどうぞよろしくお願い致します。

梅香家 絢子(うめがえ あやこ)

株式会社内田洋行 教育総合研究所
「開かれた学校づくり」の言葉に惹かれてこの道に。今は仕事を通して、全国の教育現場で実践されている様々な取り組みに驚き、学ぶと同時に、“企業の立場からできること”も学びながら活動する日々です。

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