新年というのは、色々なイベントがありましたね。
私も13日に裏千家淡交会徳島支部の初茶会を手伝わせていただきました。
毎年手伝わせていただきながら点前をするのですが、練習したようには、なかなか出来ないものです。繰り返し練習したことが思うように出来ないもどかしさをいつも感じています。
お客に来ていただいた方々はそれほど気にされていないことでも、点前の順序や所作の出来具合がとても気になってしまいます。
初茶会は、400名以上の方が来られて、年に一度だけの方にも毎年お会いできるという喜びがあります。
10席ほどを順番に点前しながら運びなどの手伝いをします。点前をする時、私はいつも「おいしいお茶をさしあげよう」と思ってさせていただくことが大切と思っています。
今年も「お茶がおいしかったですよ」と言っていただけて、疲れも取れる思いでした。
新年と言っても、学校の年度の切り替わりが3月-4月ですから、1月に年が改まるということは、案外学校の仕事と繋がっていない感じがします。徳島では年休の切り替えが1月からとなっていることくらいかな?
区切りを変えるというと、2学期制や大学の9月入試などの教育改革もいつの間にか、あまり話題にならなくなったように感じます。
今年は?教育改革はどのように進むのでしょうか。
私なりの注目点として、3つ話題を紹介します。
一つ目は、多くの高校で冷暖房が教室にも設置されたことですね。
私の勤務校は、周りの高校がほとんど設置されたのですが、まだ、冷房も暖房もありません。古風というのでしょうか。
家庭で冷暖房のある部屋にいる生徒が勉強する学習環境として当然なのでしょう、と、思います。
私が子供の頃は・・・などと、昔話をしても仕方ないのですが、・・・ちょっと話したくなりますね。
関連して気になるのは、夏休みですね。
夏休みは、生徒は休みでも先生は勤務日だから学校に来るのは当然!と、なりましたね。
では、なぜ生徒は休みなのでしょうか?
日本の梅雨から夏にかけて、教室で勉強するような環境ではなかったですね。
もともと冷房などというものは無くて・・・と昔話したくなるような頃から夏休みがあったのですから教育改革が進むなら夏休みの意味も姿も変るのでしょうか。
二つ目は、季節に関係して、高校3年生が仮卒業で2月から授業がないということです。
3年生は冬休みが明けて、授業が始まっても1月の末には定期考査をして授業は終わりになります。
なぜ?と問い直したことはありますか?
単位制の選択科目中心の授業を高校でもするようになりました。そうすると、3年生と2年生が同じ選択科目の授業を一緒に受けることが起こるのですね。
3年生は「1月で来なくなるで良いの?」っと単純に思ってしまいます。
2月3月に大学入試があるので生徒が受験でいなくなるから?ということなのでしょうか。
入試改革で、今では多くの受験生が推薦入試などの新しいシステムで1月には進学先を決めています。
高校生の半数くらいは大学へ行くということですが、受けない生徒は?どうしているのかな。
就職する生徒や入試を受けない生徒は自動車免許を取りに行っている。ということで良いのかな?
気になるのは、年間35週の授業時間確保ということとの折り合いです。
どのように折り合いがついていくのでしょうか。
授業時間確保は、2学期制推進の理由の一つですし、高校の未履修の問題でも強く言われるようになってきていますね。
3つ目は、高校の教室の広さのことです。
小学校に比べて、高校の教室の窮屈さはひどいものです。
40人の生徒が入っていると、情報化の推進として校内LANのコンセントが教室に来ていても、クラス用のパソコンを置くスペースもありません。
自分が高校生のときは47名のクラスでした。
当時は比べることも無かったので気にもしていませんでしたが、今は、クラスの生徒数が40人になり30人以下のクラスも多くなってきています。
私などは、最近の生徒40人でも見ていて窮屈に感じるので、この教室に45人以上生徒が入って授業を受けていたんだと思うと、「すごいね」としか言えない感じがします。
一方で、選択科目を中心に授業をしていると20人以下での授業をすることも多くなりました。
気にしていることは、教室のありようを学習教材として考えることが必要なのではと思うことです。
小学校などは教室の壁に習字や絵の生徒作品があり、みんなの目標などを書いて掲示していたり、その季節の壁面構成がされているのを見ることがありますね。
では、高校はどうなのでしょうか?
教室環境として、なんと殺風景な!と、思いませんか?
教室環境に観葉植物や花などがあるでしょうか?
生徒作品や学習に関心を持てるような関連の掲示、壁面構成などで季節感を感じる環境でしょうか?
未だに大学入試が一番!などと受験勉強していれば良いのだ。
なんて、ところも多いのでしょうね。
※写真は3枚とも13日の初茶会の写真です。
【写真上】待合の床飾り(待合は茶席に入る前に待つ場所)。正月らしい飾りになっています。
【写真中】とても素敵な釜だったので写真に撮りました。
【写真下】点前をするときの道具です。
私も13日に裏千家淡交会徳島支部の初茶会を手伝わせていただきました。
毎年手伝わせていただきながら点前をするのですが、練習したようには、なかなか出来ないものです。繰り返し練習したことが思うように出来ないもどかしさをいつも感じています。
お客に来ていただいた方々はそれほど気にされていないことでも、点前の順序や所作の出来具合がとても気になってしまいます。
初茶会は、400名以上の方が来られて、年に一度だけの方にも毎年お会いできるという喜びがあります。
10席ほどを順番に点前しながら運びなどの手伝いをします。点前をする時、私はいつも「おいしいお茶をさしあげよう」と思ってさせていただくことが大切と思っています。
今年も「お茶がおいしかったですよ」と言っていただけて、疲れも取れる思いでした。
新年と言っても、学校の年度の切り替わりが3月-4月ですから、1月に年が改まるということは、案外学校の仕事と繋がっていない感じがします。徳島では年休の切り替えが1月からとなっていることくらいかな?
区切りを変えるというと、2学期制や大学の9月入試などの教育改革もいつの間にか、あまり話題にならなくなったように感じます。
今年は?教育改革はどのように進むのでしょうか。
私なりの注目点として、3つ話題を紹介します。
一つ目は、多くの高校で冷暖房が教室にも設置されたことですね。
私の勤務校は、周りの高校がほとんど設置されたのですが、まだ、冷房も暖房もありません。古風というのでしょうか。
家庭で冷暖房のある部屋にいる生徒が勉強する学習環境として当然なのでしょう、と、思います。
私が子供の頃は・・・などと、昔話をしても仕方ないのですが、・・・ちょっと話したくなりますね。
関連して気になるのは、夏休みですね。
夏休みは、生徒は休みでも先生は勤務日だから学校に来るのは当然!と、なりましたね。
では、なぜ生徒は休みなのでしょうか?
日本の梅雨から夏にかけて、教室で勉強するような環境ではなかったですね。
もともと冷房などというものは無くて・・・と昔話したくなるような頃から夏休みがあったのですから教育改革が進むなら夏休みの意味も姿も変るのでしょうか。
二つ目は、季節に関係して、高校3年生が仮卒業で2月から授業がないということです。
3年生は冬休みが明けて、授業が始まっても1月の末には定期考査をして授業は終わりになります。
なぜ?と問い直したことはありますか?
単位制の選択科目中心の授業を高校でもするようになりました。そうすると、3年生と2年生が同じ選択科目の授業を一緒に受けることが起こるのですね。
3年生は「1月で来なくなるで良いの?」っと単純に思ってしまいます。
2月3月に大学入試があるので生徒が受験でいなくなるから?ということなのでしょうか。
入試改革で、今では多くの受験生が推薦入試などの新しいシステムで1月には進学先を決めています。
高校生の半数くらいは大学へ行くということですが、受けない生徒は?どうしているのかな。
就職する生徒や入試を受けない生徒は自動車免許を取りに行っている。ということで良いのかな?
気になるのは、年間35週の授業時間確保ということとの折り合いです。
どのように折り合いがついていくのでしょうか。
授業時間確保は、2学期制推進の理由の一つですし、高校の未履修の問題でも強く言われるようになってきていますね。
3つ目は、高校の教室の広さのことです。
小学校に比べて、高校の教室の窮屈さはひどいものです。
40人の生徒が入っていると、情報化の推進として校内LANのコンセントが教室に来ていても、クラス用のパソコンを置くスペースもありません。
自分が高校生のときは47名のクラスでした。
当時は比べることも無かったので気にもしていませんでしたが、今は、クラスの生徒数が40人になり30人以下のクラスも多くなってきています。
私などは、最近の生徒40人でも見ていて窮屈に感じるので、この教室に45人以上生徒が入って授業を受けていたんだと思うと、「すごいね」としか言えない感じがします。
一方で、選択科目を中心に授業をしていると20人以下での授業をすることも多くなりました。
気にしていることは、教室のありようを学習教材として考えることが必要なのではと思うことです。
小学校などは教室の壁に習字や絵の生徒作品があり、みんなの目標などを書いて掲示していたり、その季節の壁面構成がされているのを見ることがありますね。
では、高校はどうなのでしょうか?
教室環境として、なんと殺風景な!と、思いませんか?
教室環境に観葉植物や花などがあるでしょうか?
生徒作品や学習に関心を持てるような関連の掲示、壁面構成などで季節感を感じる環境でしょうか?
未だに大学入試が一番!などと受験勉強していれば良いのだ。
なんて、ところも多いのでしょうね。
※写真は3枚とも13日の初茶会の写真です。
【写真上】待合の床飾り(待合は茶席に入る前に待つ場所)。正月らしい飾りになっています。
【写真中】とても素敵な釜だったので写真に撮りました。
【写真下】点前をするときの道具です。
中原 正治(なかはら まさはる)
徳島県立新野高等学校 教諭
50代は、タイピングコンクールでシニアの部に振り分けられました。情報化社会に生きるのは若い世代も高年齢の世代も年齢に関係ないですね。情報と理科を担当しています。
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