2007.09.14
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プレゼント

大学院生 田中 ふみ子

質問です。
みなさんは自分が贈ったプレゼントが
・長い間大切に保管されている
・たくさん使われてそのうちに処分される
のどちらになると嬉しいですか?

贈る「モノ」にも依るとは思いますが、
私の場合はどちらかといえば後者です。
中学校卒業のときに担任の先生にクラスみんなで贈ったネクタイを、今でもときどき先生がしてくださっていると知ると、とても嬉しくなります。
そのネクタイがたとえ処分されても、それまでたくさん使われたからだと思って、きっと嬉しく感じると思います。

でも欲張りな私はつい、
“処分されなかったらもっと嬉しいだろう”
と考えてしまいます。

だから先日知り合いに贈るプレゼントを選ぶとき、
「たくさん使われるけれど処分されそうにないモノ」
を考えてみました。
これが本当に難しくて、何日考えても浮かびません。(思いついた方はぜひ教えてください!)
そうこうしているうちに、思考回路は違う方向へ…。
“「モノ」とは違うけれど、「授業」もある意味プレゼントなのではないだろうか”
授業は教師から子どもたちへのプレゼント。
こう考えると、教師が授業で伝えることは、
「たくさん使われるけれど処分されそうにないモノ」
になりませんか?
授業で教えていただいたこと、たくさん役に立っていて、ときどき忘れることはあっても思い出すことができますから。
何をどんなふうに伝えるか、しっかり考えて、
子どもたちに喜んで受け取ってもらえるプレゼントをしたいです。

ちなみに知り合いには、処分されないことを祈りつつ、絵本を贈ることにしました。

田中 ふみ子(たなか ふみこ)

大学院生
英語教育を専攻しています。夏の教員採用試験に向けて勉強中です。学生の立場から普段教育について考えていることをつれづれと書かせていただきます。よろしくお願いします。

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