『受験の神様』(日本テレビ)にはまっている。
受験生を志望校に合格させる敏腕家庭教師の女子中学生、菅原道子が、3人の子供たちを教えながら、名門校に合格させる物語である。
「受験の神様」と呼ばれるくらいだから、暗記やスキルに偏った教え方をするかと思いきや、意外や意外、きわめてコーチング的なのである。
先週の放送での一こま。
文化祭で模擬店をやり、その収益で車椅子を寄付しようと悪戦苦闘する菅原の同級生。その場に訪れた三人の小学生は、
「売れる店の条件ってなんだろう」
と考え出す。これ、コーチングで言うところの「アセスメント」である。
そこで模擬店の立地が悪いということに気づき、3人の小学生から場所を移動することを提案されるも、店長は
「でも、場所は学校で決められられているから・・・」
と、弱気のコメント。その言葉に菅原は切れる。
「あなたの“想い”は、その程度なの?」。
これもコーチング的な問いかけである。
「やりたいのですか?やるんですか?」。
意思あるところに道は通じる。わたしも生徒に同じような問いかけをすることがある。
なぜなら「やりたい」を「やる」に変えた瞬間に、「嫌い」が行動の選択肢に入るのである。
「やりたい」といっているうちは、嫌いな人には頭を下げることができないし、嫌いな場所にもいけない。嫌いなこともできないのである。
それを「意思」に変えた瞬間、それらがすべてできるようになるのだ。
今日の放送では、一人の子が、模試とおじいちゃんの葬式に日程が重なって、どちらをとるかという選択肢をお父さんに問うていた。
その瞬間、わたしの息子が
「パパだったらなんて答える?」
ときいてきたので
「パパはコーチだから“お前が考えなさい”というだろうな」
と、答えると、まさにそのお父さんは
「お前が決めるんだ。もう6年生だろ。お父さんはどっちの答えを選択しても、お前の答えを尊重する」。
これを聞いた息子は、
「この人もコーチだね」
と。
脚本家の福間正浩は、コーチングを勉強したのだろうか。いずれにしても、最終回が今から楽しみである。
受験生を志望校に合格させる敏腕家庭教師の女子中学生、菅原道子が、3人の子供たちを教えながら、名門校に合格させる物語である。
「受験の神様」と呼ばれるくらいだから、暗記やスキルに偏った教え方をするかと思いきや、意外や意外、きわめてコーチング的なのである。
先週の放送での一こま。
文化祭で模擬店をやり、その収益で車椅子を寄付しようと悪戦苦闘する菅原の同級生。その場に訪れた三人の小学生は、
「売れる店の条件ってなんだろう」
と考え出す。これ、コーチングで言うところの「アセスメント」である。
そこで模擬店の立地が悪いということに気づき、3人の小学生から場所を移動することを提案されるも、店長は
「でも、場所は学校で決められられているから・・・」
と、弱気のコメント。その言葉に菅原は切れる。
「あなたの“想い”は、その程度なの?」。
これもコーチング的な問いかけである。
「やりたいのですか?やるんですか?」。
意思あるところに道は通じる。わたしも生徒に同じような問いかけをすることがある。
なぜなら「やりたい」を「やる」に変えた瞬間に、「嫌い」が行動の選択肢に入るのである。
「やりたい」といっているうちは、嫌いな人には頭を下げることができないし、嫌いな場所にもいけない。嫌いなこともできないのである。
それを「意思」に変えた瞬間、それらがすべてできるようになるのだ。
今日の放送では、一人の子が、模試とおじいちゃんの葬式に日程が重なって、どちらをとるかという選択肢をお父さんに問うていた。
その瞬間、わたしの息子が
「パパだったらなんて答える?」
ときいてきたので
「パパはコーチだから“お前が考えなさい”というだろうな」
と、答えると、まさにそのお父さんは
「お前が決めるんだ。もう6年生だろ。お父さんはどっちの答えを選択しても、お前の答えを尊重する」。
これを聞いた息子は、
「この人もコーチだね」
と。
脚本家の福間正浩は、コーチングを勉強したのだろうか。いずれにしても、最終回が今から楽しみである。

佐々木 宏(ささき ひろし)
株式会社アットマーク・ラーニング内 コーチングアカデミー
通信制高等学校の生徒をコーチする傍ら、そこで得た知識や経験を元に、教育業界にコーチングを普及させるため、東奔西走中! 共に研究してくれる仲間を募集しています!
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