2007.08.03
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学長講話

大学院生 田中 ふみ子

以前は小学校のときの校長先生のお話について書かせていただきました。
今回は大学(学部)のときの学長のお話です。

ある年の入学式。
(私はサークルの関係で入学式と学位授与式には毎回出席していました)
学長のお話のメインテーマは「学問」でした。

大学は「学問」の場であると述べ、
それでは「学問」とは何かと問いかけます。
「私はこの言葉を次の3通りに解釈したい」
確かそんな風に始まったと思います。


1つ目は<問いて学ぶ>
教授の話や本に書いてあることをただ鵜呑みにするのは学んだことにはなりません。
なぜそう考えるのか。どうやって結論を導き出したのか。
問うことなしに何かを学ぶことはないのです。
教授にも本にも友人にも、どんどん問いかけをしてたくさん学んでください。

2つ目は<問い方を学ぶ>
よく学ぶためにはよい問いかけをすることが不可欠です。
どんな問いかけをしたらよいのか。
まずはそのことを学ぶ必要があります。
よい問い方を身につけて、スマートに学んでいってください。

3つ目は<学ぶことを問う>
これは皆さん忘れがちです。
なぜ自分は学んでいるのか。何のために学ぶのか。
これが抜け落ちていると薄っぺらい学びになってしまいその後続きません。
ときどき振り返って、自分自身に学ぶことを問いてください。


言い回しは違うと思いますが、大体こんな内容だったはずです。
式典当日は朝早くから何時間も極寒の体育館で過ごすので、
いつもなかなか大変な一日だったのですが、
こういうお話を聞くことができたので今では感謝しています。

田中 ふみ子(たなか ふみこ)

大学院生
英語教育を専攻しています。夏の教員採用試験に向けて勉強中です。学生の立場から普段教育について考えていることをつれづれと書かせていただきます。よろしくお願いします。

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