17日の日曜日は父の日でしたね。母の日に比べて父の日は蔭が薄いと言われていますが、プレゼント商戦としても活発に父の日をPRしているようです。メディアリテラシーの授業をしていると、メディアを考えるという視点から考えて見たいテーマでもありますね。
皆さんは、父の日のプレゼントは思い出になったでしょうか?プレゼントがどのような出会いや思い出をつないでくれたか考えることも大切なことだと思うのですが・・・どう思いますか?
私は、ジャスコで働いている県外の娘が、ぶどうの鉢を送ってきてくれました。写真は、そのぶどうです。実もついてきれいに仕上げてあって感心するばかりです。この鉢を作っている人はどんな工夫をしているのだろうと思いながら、「枯らさないように・・・」、「実が育つように・・・」などと家族そろっての話題は広がっていきました。
私が子どもの頃、もう30年以上も前になるのですが、今はいない父のことを思い出していました。ひとつのプレゼントが家族関係の暖かさを感じさせてくれるのですね。
最近の子どもたちの人間関係は、希薄になっていると言われていますが、身近な生徒たち一人ひとりは、どんな父の日のプレゼントと出会ったのでしょうか?父の日のような季節行事?を話題にすると、その子の日常の人間関係が見えてくるかもしれません。
私が若い頃に読んだ先輩の文章で、次のようなことを思い出しました。
「新しいクラスになると、新しいノートに担当の生徒全員の名前を書きます。ノート1ページずつに生徒一人の名前を書いて、話をした子の気になったことを書いていきます。普段からクラスのどの子にも目を向けて関わっているつもりでいても、一月たち、二ヶ月過ぎると、ノートいっぱいに書いてある子もたくさんいるけれども、ほとんど何もかけていない空白の子がいるのに気づきます。」というような内容だったと思います。
今年度も2ヶ月が過ぎて、4月から生徒にどのように関わってきたのか、これから夏休みに向けてどのように接していくのかという戦略を再検討する時期ですね。担当している生徒たちを一人ひとり見つめ直してみることが必要な時期なのだと思います。その時に、一人ひとりの生徒とどれくらいの距離感を持って接しているのかも、教員として意識したいところだと思っています。
今年はクラス担任では在りませんが、担当科目を選んでいる生徒たちとの関わりで、見つめて行くことも大切だと思っています。日々の学校生活では、その時々で、態度を改めるようにきつく迫ったり、ちょっと流して様子を見たりと、生徒との距離感を見ながら、しんどそうな顔や態度に声をかけます。そのときの表情の変化や動きをしっかり見つめて、その子の変わり目を探します。
粘り強く見ているとその変化が見えてくることがあります。
私のような教師は、すぐに前のことを忘れがちなので、その場限りの対応になりがちです。私は、毎時間、教室の座席表をプリントして気になったことをこの紙に書き込むようにしています。何かちょっとしたメモがあると、そのときの様子を思い出すことが出来るからです。
月曜日の今日の一時間目も、4月当初はチャイムが鳴ってからぞろぞろ入ってきていたK君たちがチャイムが鳴る前から席についています。遅刻も欠席もほとんど無くなって3週間になります。チャイムが鳴って、「挨拶が出来るように、チャイムが聞こえたら自分で姿勢を整えないと、いけないよ!」と言うと、しぶしぶ?姿勢を整えます。あと少しかなと思いながら、起立・礼の挨拶をして授業になります。その間、4月に、言い争いになったときのことを思い出していました。
皆さんは、父の日のプレゼントは思い出になったでしょうか?プレゼントがどのような出会いや思い出をつないでくれたか考えることも大切なことだと思うのですが・・・どう思いますか?
私は、ジャスコで働いている県外の娘が、ぶどうの鉢を送ってきてくれました。写真は、そのぶどうです。実もついてきれいに仕上げてあって感心するばかりです。この鉢を作っている人はどんな工夫をしているのだろうと思いながら、「枯らさないように・・・」、「実が育つように・・・」などと家族そろっての話題は広がっていきました。
私が子どもの頃、もう30年以上も前になるのですが、今はいない父のことを思い出していました。ひとつのプレゼントが家族関係の暖かさを感じさせてくれるのですね。
最近の子どもたちの人間関係は、希薄になっていると言われていますが、身近な生徒たち一人ひとりは、どんな父の日のプレゼントと出会ったのでしょうか?父の日のような季節行事?を話題にすると、その子の日常の人間関係が見えてくるかもしれません。
私が若い頃に読んだ先輩の文章で、次のようなことを思い出しました。
「新しいクラスになると、新しいノートに担当の生徒全員の名前を書きます。ノート1ページずつに生徒一人の名前を書いて、話をした子の気になったことを書いていきます。普段からクラスのどの子にも目を向けて関わっているつもりでいても、一月たち、二ヶ月過ぎると、ノートいっぱいに書いてある子もたくさんいるけれども、ほとんど何もかけていない空白の子がいるのに気づきます。」というような内容だったと思います。
今年度も2ヶ月が過ぎて、4月から生徒にどのように関わってきたのか、これから夏休みに向けてどのように接していくのかという戦略を再検討する時期ですね。担当している生徒たちを一人ひとり見つめ直してみることが必要な時期なのだと思います。その時に、一人ひとりの生徒とどれくらいの距離感を持って接しているのかも、教員として意識したいところだと思っています。
今年はクラス担任では在りませんが、担当科目を選んでいる生徒たちとの関わりで、見つめて行くことも大切だと思っています。日々の学校生活では、その時々で、態度を改めるようにきつく迫ったり、ちょっと流して様子を見たりと、生徒との距離感を見ながら、しんどそうな顔や態度に声をかけます。そのときの表情の変化や動きをしっかり見つめて、その子の変わり目を探します。
粘り強く見ているとその変化が見えてくることがあります。
私のような教師は、すぐに前のことを忘れがちなので、その場限りの対応になりがちです。私は、毎時間、教室の座席表をプリントして気になったことをこの紙に書き込むようにしています。何かちょっとしたメモがあると、そのときの様子を思い出すことが出来るからです。
月曜日の今日の一時間目も、4月当初はチャイムが鳴ってからぞろぞろ入ってきていたK君たちがチャイムが鳴る前から席についています。遅刻も欠席もほとんど無くなって3週間になります。チャイムが鳴って、「挨拶が出来るように、チャイムが聞こえたら自分で姿勢を整えないと、いけないよ!」と言うと、しぶしぶ?姿勢を整えます。あと少しかなと思いながら、起立・礼の挨拶をして授業になります。その間、4月に、言い争いになったときのことを思い出していました。
中原 正治(なかはら まさはる)
徳島県立新野高等学校 教諭
50代は、タイピングコンクールでシニアの部に振り分けられました。情報化社会に生きるのは若い世代も高年齢の世代も年齢に関係ないですね。情報と理科を担当しています。
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