高校では定期考査の季節ですね。3学期制の学校はもう終わった頃でしょうか。2学期制の学校は、定期テストの間隔が空くので、色々と工夫している学校もあるようです。
学期制はどちらが良いのか意見は分かれているようですが、個人的には2学期制が良いと思っています。判断のポイントは夏休みを教育活動に組み入れていくかどうかと言う点にあると思っています。
高校での授業は、生徒のいる教室に行って授業をするという感覚ですね。
単位制の選択科目の授業は、教室に生徒を迎えて授業をするという感じです。
この違いは、大変大きい違いなのですが、あまり意識されていないようです。授業を受けにその科目の教室に行くという感じを生徒に実感させる工夫が必要で 、私の場合は生徒が高校を卒業した時に想定する状態に向けて今の状態を見極めた戦略になるはずですね。
4月初めの「クラス開き」、初めての授業で、生徒との出会いは、生徒の実情を把握することやこちらの指導の手がかりを求めて工夫するところですが、この5月の下旬は、この1ヶ月間の授業で、本当に粘り強く生徒と関われているか教師である自分の実情を把握することが必要な時期だと思っています。
この一月ほどの間の生徒の変化がこれからの戦略の建て直しに繋がるからです。
定期考査で今年ちょっと変えたことは、情報専門科目で「実技テスト、授業態度のテストをします!」と生徒に伝えたことです。
生徒が授業でこの1ヶ月間教師(わたし)に言われてきたことを自分で判断してきちんと実践できるか評価授業をしますという内容です。授業の教材内容は実技課題を中心とした復習の授業です。はじめに、実習内容の確認をして、CAI教室に移動します。
どの科目のテストも、いつもよりも静かに始まりました。
でも、テストということで、いつもよりガチャガチャとテンションの高い生徒がいます。
「この授業は態度で評価のテストだよ」と声かけても、すぐに話をやめません。
「隣の生徒と話していたら減点になるね」「わかるかな?」と声をかけると、「頑張る!」と返事して、課題に取り組みます。
課題の仕方がわからなくなって、
「どないするんや?」と、となりに聞いたり、席を立って聞きやすい連れの所へ行く生徒がいます。
「ちょっと! 席に戻って!」
「今日は出来たかどうかよりも、頑張って努力できたかどうかを見るんだよ」
「わからないところは教師に聞いて自分でするんだよ」
「答えはまちがっていてもかまわないよ。確認を一緒にするからね」と声をかけて、落ち着かせて取り組みをさせます。
横について、何が出来ていないかチェックを入れながら声をかけていきます。
「出来てるじゃない!」
「ここはちょっと難しいとこだね、」と言いながら実際に操作を見せて「やってごらん?」
「出来るじゃない」
「良いね!」「合格だよ!」と、机間を回って声をかけます。
「これは説明したことだよ、ノートを見直してやってごらん」「頑張って」と言って、出来るかどうか少しはなれて観察します。
狭い机間巡視で、「椅子下げて通れるようにして!」と言いながらCAI教室内を走り回ります。
そのときのアイテムで役に立つのは、座席表のプリントです。プリントにちょっとした書き込みをしながら回ります。離れているときは座席表の名前を確認して名前を言いながら指示を出します。
定期考査の授業では、生徒はそれなりに何をすべきか自分をコントロールできたようです。
教室を出て行く生徒に「良く頑張ったね」と、声をかけると、ニコッとうなずいてくれます。
嵐のような今回の定期考査が終わって、後には提出させたノートファイルの山が残っています。
これからが第2ラウンドですね。
学期制はどちらが良いのか意見は分かれているようですが、個人的には2学期制が良いと思っています。判断のポイントは夏休みを教育活動に組み入れていくかどうかと言う点にあると思っています。
高校での授業は、生徒のいる教室に行って授業をするという感覚ですね。
単位制の選択科目の授業は、教室に生徒を迎えて授業をするという感じです。
この違いは、大変大きい違いなのですが、あまり意識されていないようです。授業を受けにその科目の教室に行くという感じを生徒に実感させる工夫が必要で 、私の場合は生徒が高校を卒業した時に想定する状態に向けて今の状態を見極めた戦略になるはずですね。
4月初めの「クラス開き」、初めての授業で、生徒との出会いは、生徒の実情を把握することやこちらの指導の手がかりを求めて工夫するところですが、この5月の下旬は、この1ヶ月間の授業で、本当に粘り強く生徒と関われているか教師である自分の実情を把握することが必要な時期だと思っています。
この一月ほどの間の生徒の変化がこれからの戦略の建て直しに繋がるからです。
定期考査で今年ちょっと変えたことは、情報専門科目で「実技テスト、授業態度のテストをします!」と生徒に伝えたことです。
生徒が授業でこの1ヶ月間教師(わたし)に言われてきたことを自分で判断してきちんと実践できるか評価授業をしますという内容です。授業の教材内容は実技課題を中心とした復習の授業です。はじめに、実習内容の確認をして、CAI教室に移動します。
どの科目のテストも、いつもよりも静かに始まりました。
でも、テストということで、いつもよりガチャガチャとテンションの高い生徒がいます。
「この授業は態度で評価のテストだよ」と声かけても、すぐに話をやめません。
「隣の生徒と話していたら減点になるね」「わかるかな?」と声をかけると、「頑張る!」と返事して、課題に取り組みます。
課題の仕方がわからなくなって、
「どないするんや?」と、となりに聞いたり、席を立って聞きやすい連れの所へ行く生徒がいます。
「ちょっと! 席に戻って!」
「今日は出来たかどうかよりも、頑張って努力できたかどうかを見るんだよ」
「わからないところは教師に聞いて自分でするんだよ」
「答えはまちがっていてもかまわないよ。確認を一緒にするからね」と声をかけて、落ち着かせて取り組みをさせます。
横について、何が出来ていないかチェックを入れながら声をかけていきます。
「出来てるじゃない!」
「ここはちょっと難しいとこだね、」と言いながら実際に操作を見せて「やってごらん?」
「出来るじゃない」
「良いね!」「合格だよ!」と、机間を回って声をかけます。
「これは説明したことだよ、ノートを見直してやってごらん」「頑張って」と言って、出来るかどうか少しはなれて観察します。
狭い机間巡視で、「椅子下げて通れるようにして!」と言いながらCAI教室内を走り回ります。
そのときのアイテムで役に立つのは、座席表のプリントです。プリントにちょっとした書き込みをしながら回ります。離れているときは座席表の名前を確認して名前を言いながら指示を出します。
定期考査の授業では、生徒はそれなりに何をすべきか自分をコントロールできたようです。
教室を出て行く生徒に「良く頑張ったね」と、声をかけると、ニコッとうなずいてくれます。
嵐のような今回の定期考査が終わって、後には提出させたノートファイルの山が残っています。
これからが第2ラウンドですね。
中原 正治(なかはら まさはる)
徳島県立新野高等学校 教諭
50代は、タイピングコンクールでシニアの部に振り分けられました。情報化社会に生きるのは若い世代も高年齢の世代も年齢に関係ないですね。情報と理科を担当しています。
同じテーマの執筆者
ご意見・ご要望、お待ちしています!
この記事に対する皆様のご意見、ご要望をお寄せください。今後の記事制作の参考にさせていただきます。(なお個別・個人的なご質問・ご相談等に関してはお受けいたしかねます。)