2007.05.25
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にわか机で思い出す

大学院生 田中 ふみ子

通学電車で空いている席に座ったら、
お弁当や飲み物が入ったバックは脇にちょこん。
勉強道具が詰まったバックはひざにどすん。

お供のi-podから歌や教材を流して、本とお気に入りのシャープペンを取り出すと、ひざの上の四角いバックは学習机に変身します。

乗換えまでの30分間は授業の予習や教採対策にあてています。
通学に時間がかかる私にとっては、とっても貴重な毎日の勉強時間です。

ふぅっと一息ついて、窓の外に目を向ければ、
青々とした緑が疲れを癒してくれます。

“自分で勉強しやすい空間を作り出しているんだなぁ”と自分のちょっとした行動に気づくと、
視界に映る深緑とリンクして嬉しい思い出がよみがえりました。

教育実習最終日「先生はいコレ!」と渡された手紙に書いてあったのは…

『黒板が光って見えづらかったとき、いつも先生が「見える?」と確認して、カーテンを閉めてくれたのが嬉しかったです。ありがとうございました。』

これをくれたのは廊下側の前から1列目の女の子。
いつも目を細めて板書していたから、何気なく閉めていた薄いカーテンで、彼女はわずかでも勉強しやすくなったようです。
思いもよらない、嬉しい出来事でした。

思わずにやけてしまった顔を隠すように、視線をにわか机の上の本に落として、
いつもよりやる気アップで試験勉強に戻りました。

田中 ふみ子(たなか ふみこ)

大学院生
英語教育を専攻しています。夏の教員採用試験に向けて勉強中です。学生の立場から普段教育について考えていることをつれづれと書かせていただきます。よろしくお願いします。

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