先日、卒業生と話をしていて面白いことを聞いた。
彼は将来F1のチームに入り、エンジンメンテナンスをするという強い目標を持った子だ。この春から東京の専門学校に入り、熱心に勉強している。
その子が先生から聞いた面白い話をシェアしてくれた。
「この学校には留学生も多いけど、就職状況では、留学生のほうが、いわゆる名の知れた会社に行く確率が高いんだよ。なんでかわかる?それはね、彼らはなにしろ成功しようという思いしかないから、先入観というものがなく、ガンガン大手の企業に自分からアピールするんだ。そりゃ、何度も失敗する。でもその失敗をかてに次々にアプローチするうちに相手のストライクゾーンが見えてくるんだ。逆に、日本人は最初から“どうせこんな会社からは採用されないだろう”とあきらめ、挑戦すらしない。技術じゃない。ハートの問題だよ。だから君たちもガンガン挑戦してほしい」
生徒が自分の可能性を信じるのももちろんだが、われわれ教員も生徒の可能性を信じることが必要だろう。そのためには、まず、教員自身もなにかに挑戦し続け、自分の可能性を最大化する活動を日々行うべきである。なにかの前例を創った経験のあるくらいの教員でないと、目に見える学力がすべての指標になり、生徒の可能性をつぶしてしまうこともあるのではないか。常に挑戦し続けること。それが、生徒の力を引き出すコーチングを活用する教員の条件であろう。
彼は将来F1のチームに入り、エンジンメンテナンスをするという強い目標を持った子だ。この春から東京の専門学校に入り、熱心に勉強している。
その子が先生から聞いた面白い話をシェアしてくれた。
「この学校には留学生も多いけど、就職状況では、留学生のほうが、いわゆる名の知れた会社に行く確率が高いんだよ。なんでかわかる?それはね、彼らはなにしろ成功しようという思いしかないから、先入観というものがなく、ガンガン大手の企業に自分からアピールするんだ。そりゃ、何度も失敗する。でもその失敗をかてに次々にアプローチするうちに相手のストライクゾーンが見えてくるんだ。逆に、日本人は最初から“どうせこんな会社からは採用されないだろう”とあきらめ、挑戦すらしない。技術じゃない。ハートの問題だよ。だから君たちもガンガン挑戦してほしい」
生徒が自分の可能性を信じるのももちろんだが、われわれ教員も生徒の可能性を信じることが必要だろう。そのためには、まず、教員自身もなにかに挑戦し続け、自分の可能性を最大化する活動を日々行うべきである。なにかの前例を創った経験のあるくらいの教員でないと、目に見える学力がすべての指標になり、生徒の可能性をつぶしてしまうこともあるのではないか。常に挑戦し続けること。それが、生徒の力を引き出すコーチングを活用する教員の条件であろう。

佐々木 宏(ささき ひろし)
株式会社アットマーク・ラーニング内 コーチングアカデミー
通信制高等学校の生徒をコーチする傍ら、そこで得た知識や経験を元に、教育業界にコーチングを普及させるため、東奔西走中! 共に研究してくれる仲間を募集しています!
同じテーマの執筆者
-
埼玉県朝霞市立朝霞第十小学校 教諭
-
京都外国語大学 非常勤講師
-
大学院生
-
横浜市立みなと総合高等学校
-
株式会社内田洋行 教育総合研究所
-
宮崎県えびの市立加久藤中学校 教諭
-
欧風カレー専門店『アルパッシェ』オーナー
-
軽井沢SOBO 代表
-
横浜市立中田中学校 英語科 教諭
-
カリタス小学校 教諭
-
厚沢部町立厚沢部小学校 教頭
-
北海道札幌養護学校 教諭
-
神戸市立兵庫商業高等学校 教諭 特別支援Co
-
横浜市立永田台小学校 校長 ESD横浜代表
ご意見・ご要望、お待ちしています!
この記事に対する皆様のご意見、ご要望をお寄せください。今後の記事制作の参考にさせていただきます。(なお個別・個人的なご質問・ご相談等に関してはお受けいたしかねます。)
「教育エッセイ」の最新記事
