2007.04.26
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授業のはじめに、どのような仕掛けを用意していますか?努力することで成果が出る楽しさを実感してほしいのです。

元徳島県立新野高等学校 教諭 中原 正治

新しいクラスで科目の授業が1,2回終わり、生徒の様子も少し見えてきたところでしょうか?
高校での選択科目を担当していると、初めて見る生徒たちとの出会いは刺激的です。

授業のはじめに、どのような仕掛けを用意していますか?
教師の語り、授業への思い。生徒に自己紹介させる?ちょっとダサいかな。スタートの授業のつかみネタ、この一瞬にかける。生徒が面白いと思ってくれると、一年間授業を辛抱できることもあります。テレビの連ドラの初回のように、授業のいいとこ満載のガイダンス、もいいですね。アンケートなども生徒の様子をつかむのにはいい方法かな?と思いますね。

1年生では、ほとんどが必修科目なので、2単位だけ、総合学科の系列科目(6科目)から「1つを選んで授業を受ける。」ということをしています。2年生からは、ほとんどの科目が選択科目になりますから、練習という感じでしょうか。
1学年全体で選択科目担当者が説明した後、担任指導で希望カードに書き込んで提出。次の授業で希望科目の授業を受けるのです。それで、一年間受ける科目を決めるのです。さあ、どんな生徒が来るのかな?って、感じですね。このわくわく感はいいですね。

教室に入るなり、「コンピュータ、使えへんの?」と声がかかる。
「使わないよ!」と言うと「エー」。
「黒板の座席表を見て、その席に座って!」
「えー、」「なに言うとん?」「意味わからん。」「わかれへんわ」
ちょっと甘えたような、様子を見るような声があちこちからします。
「さぁ!さっさと動いて」「わからない人は前の黒板まで見に来て!」

20名ほどの選択生徒のうち5名ほどが勝手な席に座っていました。しぶしぶ動く生徒たち。その様子を緊張して、かたくなって座っている生徒たち。それでも、しぶしぶ席に着きました。

「チャイム鳴ったし、きちんと姿勢正してから挨拶しようか?」
足を横に出して座っている生徒に、ニッコリと「足を入れてくれる?」と言うと、ブスッとした表情でも、机の中に足を入れてくれます。
「起立」
きちんと「立って!」と声をかけて、全員立ってから
「礼」・・・・。
そして、授業が始まりました。

どんな生徒も自分で選んだ科目は責任を持って取組んで欲しいという思いがあります。人あたりの強い生徒とその様子に緊張して動けなくなる生徒、みんなそれぞれに頑張って欲しい。そのために、きちんとすることを教えなければと、思っています。一年間一緒に頑張るためには、安易な楽しさや気晴らしの楽しさでは持ちません。努力することで成果が出る楽しさを実感してほしいのです。
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中原 正治(なかはら まさはる)

徳島県立新野高等学校 教諭
50代は、タイピングコンクールでシニアの部に振り分けられました。情報化社会に生きるのは若い世代も高年齢の世代も年齢に関係ないですね。情報と理科を担当しています。

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