2007.04.25
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東国原(そのまんま東)宮崎県知事の目指す「宮崎の教育」

宮崎県えびの市立加久藤中学校 教諭 山下 豪一

4月19日木曜日の職員朝礼です。いつものように,日程確認,連絡事項,校長先生の訓示と何事もなく終わろうとしていたとき,加久藤中の全職員は校長先生の話におもわずきき耳を立てました。

あの,宮崎県の知名度を上げた東国原知事が,これから目指すべき「宮崎の教育」について,自らのビジョンを語ったというのです。どうですか,教育つれづれ日誌の読者のみなさん。日ごろから教育に関心の高い皆様ですから,時の人,東国原英夫(そのまんま東)宮崎県知事の教育ビジョンについて,当然“知りたい!”と思われたはずです。前置きが長くなりましたが,今回は,そのことについて日誌をつづろうとおもいます。

4月17,18日の両日,全県下の小・中学校の校長会議に,東国原知事が出席され,目指す「宮崎の教育」についての訓示がありました。そのときの内容を要約すると…

「私の趣味は,皆様がご存知のとおりジョギングですが,今から話すことは,そのときの話です。街を走っていると,すれ違う中学生が『こんにちは。』と挨拶してくれました。いまどき子供にしては珍しいな…ぐらいに思っていると,次にすれ違った中学生も『こんにちは。』と挨拶してくれた。私は,この中学生の姿こそが,“宮崎の目指す教育”と思います。誰にでも,県外から訪れた人にも子供たちが挨拶をする。きっと,宮崎を訪れた人々は,宮崎はすばらしいところ,宮崎の人はすばらしい人と感じてくれるようになるでしょう。そのような児童,生徒を育成してください。」

職員室を見渡すと,言葉には出さないものの,「いいこと言うな。そのとおり!」といった顔で,全職員うなずきながら聞いていました。

あ … 明るく
い … いつも
さ … さきに
つ … 続けて

このスローガンは,スローガン好きの本校生徒指導主事(本校のスローガンについては,前回のつれづれ教育日誌「新たな気持ちで,新年度!(4/11)」をご覧ください。)に薫陶された生徒会長が,入学式で53名の後輩に対して,新しい加久藤中学校の伝統を作っていくために,“挨拶をがんばろう!”と送ったメッセージです。

ちょっと自慢したいのですが,わが加久藤中は東国原知事が目指そうとする教育を,すでに職員生徒一丸となって実践していたのです。職員朝礼で,職員がうなずきながら聞いていたのは,きっと私と同じ気持ちだったからだと思います。

さて,最後に余談を1つ。

東国原知事の影響は,中学生にも広がっているようです。私の中学校2年になる娘のことですが,学級委員長に立候補したそうです。ありがたいことにクラスメートの支持を得て,当選したのですが,その就任挨拶で開口一発,「私は,この2年B組を,“どげんかせんといかん!”と思って,委員長に立候補しました!」。大爆笑の渦だったと,家庭訪問で学級担任の先生から聞きました。(親として,恥ずかしくも,うれしかった… です。)

いろんな意味で東国原知事は,私たち宮崎県民に活力を与えてくれているようです。

山下 豪一(やました ひでかず)

宮崎県えびの市立加久藤中学校 教諭
山下豪一(ひでかず)と申します。鹿児島,熊本両県に接する宮崎県西部のえびの市で、社会科を担当しております。校務のIT化に興味を持つ教員です。

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