2016.02.19
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この時期だからこそ「笑顔」を!

大阪府公立小学校教諭 松森 靖行

 みなさん、こんにちは。

 2月も終わりに近づいてきましたね。
よりゴールを意識した取り組みが必要なになってきますね。
あれをしよう、これもしようと考える・・・、当然ですね。
それと同時に、お別れする寂しさ感じるのではないでしょうか。

 有田先生の実践、理論はどれもすばらしいものばかりですが、私が一番すばらしいと思うものは、「笑顔」です。
「笑顔」については、以前述べたと思いますが、教師にとって「笑顔」はどのようなものにも代え難いものなのです。

 どんなにしかっていても、すぐに「笑顔」になれる練習を私もしています。

 この時期、終わりが見えてきた焦りからか、「笑顔」が減る先生方が多くなるように思います。
もちろん、私もです。
この「笑顔」。
教師ならば、無意識にできるようになっておくべきですね。

 「笑顔」は子どもたちを安心させます。
「笑顔」はどのようなピンチも、「大丈夫」そうに思えます。
「笑顔」は、「嫌みのない指導」ができます。
「笑顔」は、周囲を笑顔にします。
「笑顔」はどのような時にも有効なのです。

 授業でうまくいかないことはよくあります。
それが、研究授業だったり、参観日だったりしたら最悪ですね(笑)。
でも、そんな時こそ「笑顔」です。
授業がうまくいかない時の原因の1つに「教師の怖い顔」があります。
教師のその時の気持ちを察知するのが子どもたちです。
授業は子どもたちが中心です。
それでは、授業もうまくいきません。
逆に「何の根拠がなくても笑顔でいる」と子どもたちが、上手に授業を進めてくれます。
私は、不思議とそのようなことを何度も体験しました。

 子どもたちは「子ども」です。
失敗をして当たり前なのです。
子どもたちの失敗を「笑顔」で受け止め、指導をする余裕が必要ですね。
ただし、「命」「人権(いじめ)」「法律」に関わることは、「笑顔」は必要ありません。
指導の後に、すぐに「笑顔」になればよいのです。
子どもたちの些細なことで「目くじらを立てて」指導をされる先生がいらっしゃいます。
きちんと指導をすることは、必要です。
許せないこともあるでしょう。
でも、あまりにも何度も「目くじら」を立てながら指導をされると、子どもたちには「恐怖」でしかないのです。
指導は、「言葉を考えながら」「伝え方を考えながら」「笑顔」を意識する必要があります。
「まだ子どもなのだから」と思うことを忘れないようにしましょう。

それでは。

松森 靖行(まつもり やすゆき)

大阪府公立小学校教諭
休日には全国の教員セミナーに講師・受講者として参加、仲間と切磋琢磨しています。2014年度は大阪府の教員となり、若手教員研修を担当。若手の皆さんと一緒に学び直しをしています。

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