2016.01.05
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滋賀発!「心の冒険プログラム」

滋賀学園中学高等学校 校長・学校法人滋賀学園 理事・法人本部事務局 総合企画部長 安居 長敏

読者のみなさん、新年おめでとうございます。

昨年秋から、再びここに顔を出させていただくようになりました。日頃の実践を中心に、学校の姿や私の考えなどをリアルにお伝えできれば思っております。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

今年のカレンダーは1月4日が月曜日ということで、お正月気分もそこそこに、いきなり仕事が始まっておられる方々も多いことと思います。本校でも昨日(1月4日)が仕事始めでした。

3学期の始業式は、中高とも1月7日ですが、冬期講習やクラブ活動はすでにスタートしています。新年を迎え、気分も新たに頑張ろうとする生徒たちの清々しい姿、いいですね! こちらまで元気になりそうです。

さて、年頭ということで、今回は地元、滋賀県が独自に開発・推進しているプログラムをご紹介しましょう。

しが「心の冒険」プログラム(SMAP)

SMAPと聞くと、真っ先にイメージするのはTVでも大活躍の某男性グループでしょうが、今回のSMAPは、正式名称を「Shiga Mental Adventure Program」といいます。

PA(Project Adventure)の手法をもとにした滋賀県独自のプログラムで、集団で行う遊びや冒険的活動をとおして、人間の社会生活に不可欠な自尊感情や他人との信頼関係、困難に挑戦し課題を解決する力などを段階的に身につけることをねらいとしています。

☆詳しくはこちら → しが「心の冒険」プログラム

2学期末の保護者会で、やってみたら・・・

こういったプログラムは、どとらかといえば「子どもたち向け」に実践されるのが一般的です。本校では、そこを逆手にとって「まずは ”大人” がやってみよう!」ということで、2学期末に中学1年生で取り組みました。

保護者会の前段、ドキドキの「成績通知表渡し」の前に、先生と保護者でやってみました。14時から1時間ちょっと、「楽しむ」「一生懸命」「安全に(心・体)」「公平に・素直に」の4つの約束をベースに、全員が楽しい時間を共有しながら「人を信頼するこころ」を育て、人間関係づくりにチャレンジしました。

指導者には、SMAPを実践・啓発しておられる荒神山少年自然の家から、岡本賢治先生と関本匡利先生(いずれも滋賀県教育委員会事務局学校教育課・主任主事)のお二人をお招きしました。

さすが、日頃から子どもたちはじめ、さまざまな講習会等で実践しておられるだけあって、指導がうまい。加えて、本校の先生方や保護者の明るい雰囲気とノリの良さが相まって、最初から和気藹々ムード。先生方の軽妙な話術と愛くるしいキャラクターにたちまち引き込まれ、自然に声をかけ合い、体を動かし、チームで仲良く、気がつけば・・・みんな夢中になって取り組んでいました。

童心に返ったような自由さ、一体感・・・。

私たち自身、日々の生活の中で知らず知らずのうちに枠をはめ、自ら緊張感をつくりながら、頭でっかちになって過ごしていることが馬鹿らしくなってくるようなひとときでした。自然に笑顔になれ、声をかけ合い、頼っていける。これこそが人間関係の基本なんだな~って、先生方や保護者の表情を見ながら感じました。

もちろん、その後の通知表渡し&懇談会が、極めてスムーズかつ和気藹々に進行したのは言うまでもありません。

SMAPにご興味を持たれた方がおられましたら、ご一報ください。

☆参考までに → SMAP研修会2015(実施済み)

それでは、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

安居 長敏(やすい ながとし)

滋賀学園中学高等学校 校長・学校法人滋賀学園 理事・法人本部事務局 総合企画部長
私立高校で20年間教員を務めた後、コミュニティFMを2局設立、同時にパソコンサポート事業を起業。再び学校現場に戻り、21世紀型教育のモデルとなる実践をダイナミックに推進中。

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