みなさん、こんにちは。
ずいぶんと寒くなってきました。体調は大丈夫でしょうか。
私も、先週ぐらいに体調を壊し、大変な思いをしました。
みなさんも、気を付けてくださいね。
さて、今年もあと1か月半です。新年に変わる前後になると思うのですが、
私の単著が出版されます。
題名はまだ秘密ですが、学級・学校での「思いやり」について1冊にまとめています。
この学びの場.comでも数冊プレゼントにと考えています。書店に並ぶ日が決まりましたら、
また紹介いたします。
さて、有田先生から学ぶですが、今回は課題・めあてのもたせ方です。
有田先生は教材研究の神様です。その教材研究の量・質は誰にもかないません。有田先生は、教材研究そのものや、取材などを「最高のレジャー」と考えていらっしゃいました。私も、教材研究は楽しいですが、レジャーと意識したことは・・・。
しかし、有田先生のマネをするようになって十数年。最近、ようやく教材研究をすることが、空気のように感じられるようになる一瞬がありました。電車にのっていて、広告の気になるところをメモしている。新聞の気になる紙面を切り抜いている。何か気になるところは、メモしている。そのような行動を無意識のうちに(言い過ぎか・・・)するようになっていました。
もちろん、それから教材化することが大切なのですが・・・。
子どもたちに「課題」「めあて」をもたせる、つまり、学習をはじめるにあたり、きちんと子どもたちの中に「落とす」「興味をもたせる」には、教師の教材研究の深さが非常に大切になるのです。
有田先生は、一度にいくつもの教材を研究されていました。それは、ご自分自身がなまけないためでもあったし、いつ何年生をもってもよいようにでもありました。
毎時間このような準備をすることは難しいですが、このようなことを意識して教材研究をすることで、どのような教材にも応用がきくのではないかと思います。
次回は、この有田式の教材研究について、もっと突っ込んで説明していきたいと思います。
それでは。

松森 靖行(まつもり やすゆき)
大阪府公立小学校教諭
休日には全国の教員セミナーに講師・受講者として参加、仲間と切磋琢磨しています。2014年度は大阪府の教員となり、若手教員研修を担当。若手の皆さんと一緒に学び直しをしています。
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