2015.07.20
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一人研究授業の仕方 授業の録音を聞くこと

大阪府公立小学校教諭 松森 靖行

 みなさんこんにちは。

 すでに夏休みに突入している先生方も多いのではないでしょうか。ゆっくり休むと同時に、しっかりと教材研究もしていきましょうね。

 さて、一人研究授業シリーズ。今回は、「録音した授業」をどう処理するかです。つまりどのように、一人で研究をするのかについて述べたいと思っています。

1、無理のないペースを守る。

 私の場合は、2日に1回ぐらい録音か、ここぞという授業で録音をして、土日に聞いています。よく毎日している方もいらっしゃいますが、私には無理でした。自分の中で処理しきれませんでした。1か月に1回でも私はいいと思っています。録音しておいて、ためておかないようにしましょう。聞く量が多すぎると、逆効果です。

2、最後まで我慢して聞く

 私が最も苦しんでいることです。自分の授業を聞くのは、かなり苦しいです。自分に腹が立ちます。でも、我慢して最後まで聞きます。慣れるまでは、我慢して聞くだけでも大丈夫です。それだけでも、次の授業が変わってきます。

3、子どもたちへのフォローができているか

 実は、授業全体の流れも大切なのですが、あまり意識して聞いていません。大切なのは、子どもたちへのフォローがきちんとできているかです。教師の指示や発言の後、頑張った子どもたちに教師からフォローがあるか、一人ひとりの発言を流していないか、きちんと一人ひとりを受け止めているか、厳しく指導をした後、フォローがあるか・・・・、授業の流れより、教師と子どもたちのつながりを意識した方が、確実に授業は充実したものになっていきます。

 はっきり言うと、「授業の流れ」は公開研究授業で主に意識されているものです。流れがきれいだと、授業がうまいと思われる風潮があります。私にとっては、「流れ」は大切だけど、重要視していません。それよりも、子どもたちとどのような関係を築いているかが大切なのです。

4、紙に記録しない、聞くのみ

 よくしてしまうのが、紙に記録して後で考えることです。これもあまり意味がありません。聞いていて、気になったところをメモする程度でよいのです。何事もきちんとしてしまうのが、教師のよいところでもあるし、悪いところでもあります。記録をとり続けていると、いつかしんどくなります。極論を言えば、コーヒーを飲みながら、何気に聞き、気になるところはメモ・・・でよいのです。

これが、私の一人研究授業の方法です。

思ったより簡単でしょ?

ぜひチャレンジしてみてくださいね。

次回からは、教師の仕事術を紹介したいと思っています。

※記載されている事例は、勤務校とは一切関係ありません。

松森 靖行(まつもり やすゆき)

大阪府公立小学校教諭
休日には全国の教員セミナーに講師・受講者として参加、仲間と切磋琢磨しています。2014年度は大阪府の教員となり、若手教員研修を担当。若手の皆さんと一緒に学び直しをしています。

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