2015.05.07
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行事を通して学級・授業をつくる

大阪府公立小学校教諭 松森 靖行

 みなさん、こんにちは。

 ゴールデンウイークも終了し、いよいよ一学期の第2ステージへ・・・という時期ではないでしょうか。

 学級の様子はいかがでしょうか。成長しているところ、今少しのところ・・・いろいろと気になることもあると思います。そろそろ、行事も本格化してきます。授業をしながら学級をつくっていくのはもちろんのこと、行事を通しても学級づくりを進めていきましょう。

 学級経営と授業そして行事は三位一体です。どれが欠けても、素晴らしい学級はできません。そして、仲の良い学級、チームワークがよい学級をつくるだけで満足していてはいけません。

 自己管理、自己教育力が育成されている、自分から伸びようとする子どもたち、つまり、仲の良い、チームワークのよい学級を基盤として、自分から成長しようとする子どもたちを育成することこそが、学級経営の真の目的だと考えています。

 今回は、そのような学級経営と行事をどう組織していくのかというお話です。

 教師一年目の私は、「行事なんかめんどくさいな・・、授業だけできていればいいや。」という考えでした。授業を進めること、子どもたちとの関係を築くことに必死で、行事まで手が回らなかったです。その気持ちは子どもたちにも移ります。子どもたちもやる気はなく、もちろん運動会などの行事では、あまり充実感は得られなかったのではないかと思います。

 隣のベテランの先生のクラスを見ると、運動会や学芸会が終わるたびに、担任の先生が子どもたちと一緒に涙を流されていました。そして、行事が終わるたびに、一人ひとりがきちんと成長をしている感じが見て取れました。

 その先生から、行事の重要性、特別活動の重要性についてたくさん教えていただきました。その先生からの受け売りもあるのですが、私が考える「行事を学級経営、授業経営に生かす方法」について以下のようにまとめてみました。

 ~行事を学級経営・授業経営に生かすとは~

 教師の話だけでは、行事での成長を子どもたちに落とすことはできません。子どもたちに落とし込むポイントは2つあります。

1、  行事の途中、行事が終わった後、どのような学級に成長していてほしいのか、また個人個人どのようになっていてほしいのか、理想像をはっきりともつことが大切です。それを授業の様子にまで落とし込めるとなおよ良いです。例えば、運動会のリレーでの助け合いが、授業のグループ学習でできていた・・・というように。

 

2、  行事の途中、終わりに、子どもたちが「振り返り」ができるシステムを構築しておくとよいです。思い付きで振り返る日、振り返らない日があることだけは避けたいです。しかし、振り返りばかり強要することもご法度。「きちんと」を10とすれば、8ぐらいの指導で十分。10でやると息切れする子が出てきます。そのような子は他の行事でも育てればよいと思います。私は、毎日子どもたちが書いて、私に提出する「先生との愛の交換日記」というカードに、行事ごとに変わる欄を設けています。運動会なら「運動会の練習や本番で、がんばろうと思うこと、がんばったことを書こう」と書いておきます。

これはほんの一例です。

ただやらされる行事から、学級や子どもたちが成長をする行事へ!!

 宣伝になるのですが、このような話も含めたセミナーを大阪で開催します。すでに、学びの場の情報コーナーで取り上げられています。平成27年6月13日(土)に大阪府寝屋川市で開催します。すでに、お申込みも増えています。

 講師は、学びの場でおなじみの大谷雅昭先生、松浦博孝先生、そして私です。全国で活躍されている古川光弘先生も登壇され、鳥取県からもエース級の先生が登壇されます。

 セミナーでお会いしましょう!!

 それでは。

松森 靖行(まつもり やすゆき)

大阪府公立小学校教諭
休日には全国の教員セミナーに講師・受講者として参加、仲間と切磋琢磨しています。2014年度は大阪府の教員となり、若手教員研修を担当。若手の皆さんと一緒に学び直しをしています。

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