2014.11.18
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11月・12月の危機を乗り切る方法

大阪府公立小学校教諭 松森 靖行

 みなさんこんにちは。次第に寒さが増してきましたね。今年も残すことろあと少しになりました。寒さに負けず、今年のラストスパートを!! 

 さて、今回は「11月、12月が一番危ない」ということについて話をしたいと思います。実は、11月と12月が一番学級崩壊しやすい時期になります。

 特に、大きな行事が終わった後です。学芸会が終わってから・・・修学旅行が終わってから・・・・、何かぽかんと空いてしまった気持ちがするのは、教師だけではないはずです。行事がある学校はよいですが、ない学校はけっこう苦しいのです。  

 では、どうするのか・・・。 

 行事がなければ行事をつくればよいのです。  

 2クラス以上ならば、学年の先生と相談をした以下のような学年行事を企画し、子どもたちのモチベーションを一定に保つようにします。

・ドッジボール大会 ・学年運動会 ・ミニゲーム大会 ・マラソン大会

・計算大会  ・漢字大会  ・歴史人物暗記大会  ・図画工作大会 など  

 ポイントは、「楽しいだけに終わらない」ということです。「お笑い大会」をよくすると思いますが、この時期にはあまりよくありません。全員のつながり、団結力のよさがよく表れるものがよいかと思います。

 あと、「やった感がある」ものです。もちろん、「楽しいだけに終わらない」ものであれば、「お笑い大会」でも大丈夫だと思います。

 また、最高学年6年生は、特別な行事を仕組むとよいでしょう。これは、小規模の単学級の学校でも有効です。

・校内の落ち葉を0にしよう。 ・一年生全員が勉強の分からないところをなしになるようにしよう。 ・学区クリーン作戦  ・なりたい職業を体験しよう(総合で) ・校内クリーン作戦  

 私は6年生を担任するとこの時期に「伝統を伝説に」ということを伝えます。最高学年としてがんばってきたことをきちんと認め、それでも、まだ上を目指せるという話をします。そして、上記のような特別行事を子どもたちと考えていきます。子どもたちの考えを中心に進めていきますが、子どもたちが分からない場合は、教師から提案してもよいと思います。なりたい職業体験は、教師も大変ですが、子どもたちは意欲的に取り組みます。  

 しかし、一番大切なのは、「行事の意図を理解させておく」ということです。何のためにこのような行事をするのか、将来どのような力がつくのか、しっかりと子どもたちと話し合いをし、教師の思いも伝えていくことが大切です。子どもたちに任せすぎるのもだめだし、教師が前にですぎるのもだめです。 

 3学期になると、学年のまとめへ向けて取り組んでいきます。今のこの時期の一瞬一瞬を「子どもたちとつくる」という意識で乗り越えることが大切です。これは、今のクラスが上手くいっている場合でもです。

  それでは・・。

松森 靖行(まつもり やすゆき)

大阪府公立小学校教諭
休日には全国の教員セミナーに講師・受講者として参加、仲間と切磋琢磨しています。2014年度は大阪府の教員となり、若手教員研修を担当。若手の皆さんと一緒に学び直しをしています。

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