2014.05.13
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大阪府公立小学校教諭 松森 靖行

みなさん こんにちは。

ゴールデンウィークも終わり、いよいよ本格的に学級経営をする時期になりました。
子どもたちの様子見や状況把握の時期は終わりました。
きちんとした戦略を立てていきたいものです。
 
さて、大阪府に転居し、現任校で初任者指導や家庭科専科をという話を以前しました。
そして、研修についてや男の家庭科専科についてお話できればとお伝えしたと思います。
 
残念ながら・・・担任に復帰しました。
 
4月23日に3年生31名の担任になりました。
前担任の先生が涙をのんで、ご家庭の事情で担任を辞さなくてはならないという事態でした。
 
4月22日に明日から担任復帰ということを伝えられ、
23日の一日で学級経営の基盤の再構築、
24日には参観授業、学級懇談会、
25日から家庭訪問
と・・・・大変苦しい、私の教員人生の中でも、ベスト3に残るしんどさでした。
 
無事に、学級開き(?)、参観授業、学級懇談、家庭訪問を終えることができました。
学級懇談や家庭訪問では、どの保護者の皆様からもあたたかいお言葉をいただき、感無量でした。
そして、頑張らねばという気持ちをあらたにしました。
 
子どもたちとどんなクラスにしていこうか、どのように鍛えていこうか、本当にワクワクします。
 
担任をもっていない期間は、ほんの3週間でした。
家庭科専科にもやりがいを感じていましたが、
やはり担任でないということに少し寂しさも感じていました。
 
やはり、担任をしている子どもたちは無条件でかわいい・・・
子どもたちと毎日ワイワイできるのっていいな・・・
と心から感じた数日でした。
 
参観授業で授業開きという考えられない内容でしたが、
得意の音読で子どもたちの元気いっぱいの授業を展開することができました。
授業の最後には、子どもたちが全力を出しすぎて、肩で息をするという状況でした。
 
家庭訪問では、お父様とも話ができたご家庭があり、
楽しいひと時を過ごすことができました。
「先生の授業をずっと見ていたかったです。」
「先生の子どもたちへの語りに涙が出ました。」
「子どもが本当に楽しいと言っています。」
というありがたいお言葉をたくさんいただきました。
  
途中から引き継いだのですが、
比較的順調に2回目の学級開きができたと思っています。
  
しかし、痛烈に感じたことがあります。
  
それは、「始業式からの三日間、そして七日間の大切さ」です。
どんなすばらしい教育技術であれ、どんな先生であれ、その三日間、七日間に勝るものはない
ということです。
始業式からの七日間は子どもたちは、心のそこからやる気になっています。
そのやる気こそが、新しいクラスをつくる原動力です。
どんな教育技術もすばらしい先生もかなわないのです。
機を逃した場合、本当に担任は苦しむことになります。
  
向山洋一先生の「黄金の三日間」、野中信行先生の「3・7・30の法則」は
まさにそのことを物語っています。
  
できないこと、できていないことは徹底的に期間をかけて指導を繰り返せばよいことなのですが、
そのスタートとなる時期がなかったことは、今回、大変な苦労を強いられました。
  
ということで、私が所属している徹底反復研究会の新刊を紹介します。
私も書いています。
ぜひ、お読みください。
  
徹底反復研究会業書① こんなときどうする?日々の指導に生かす「徹底反復」
著:徹底反復研究会 中国支部
監修:陰山英男
中村堂
2,000円(税抜き)
アマゾンからも購入できます。
  
ということで、3年生担任 若手教員研修担当が分掌となりました。
  
クラスのドラマと若手研修について毎回詳しく話していけたらと思います。
  
それでは。

松森 靖行(まつもり やすゆき)

大阪府公立小学校教諭
休日には全国の教員セミナーに講師・受講者として参加、仲間と切磋琢磨しています。2014年度は大阪府の教員となり、若手教員研修を担当。若手の皆さんと一緒に学び直しをしています。

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