みなさんこんにちは。
いよいよ冬休みといったところでしょうか。
今回の冬休みは少し長くとれそうですね。
どうかゆっくり休んで、1月からも頑張りましょう。
さて、個人懇談が終わった方も多いと思います。
私もそうです。
終わった後は、のどが痛いですが、保護者の方といろいろ楽しいお話ができて、
私にとっては楽しみな行事の1つです。
先日、後輩に個人懇談のポイントを聞かれました。
私「そうだな~。笑顔になって帰っていただくことかな。」
後輩「えっ、じゃあ、いけなかったところは話をしないのですか?」
私「するよ。ほめるばかりでは、担任としての信頼を失うよ。
ただ、いけなかったところばかり話ても聞いてもらいえないよ。
いけなかったところ、というよりも、「改善点」として、アドバイスを
きちんと入れながら話をするんだよ。」
後輩「なるほど」
私「最初に頑張っていたところ、そして改善点、そしてまたよかったところ。」
後輩「順番があるのですね。」
そういう話をしました。
教師自身、自分のことに置き換えればよく分かると思います。
あまりに、よくないことばかり言われたら、腹を立ててしまうでしょう。
保護者の方々も同じではないでしょうか。
よく、「○年の時の担任の先生に、~(少しひどいこと)と言われたのですが・・・。今はどうですか?」
と聞かれます。
このようなことを聞くと、悲しくなります。
確かにその通りのこともありますが、伝え方があるだろうと。
教師があまりにいい気になっている証拠です。
教師が困っているのなら、まず、子どもの様子をきちんと見て、
教師の指導法を変えるべきです。
保護者に伝えるのは、それからです。
成果が出たことでもよいし、今取り組んでいることでもよいのです。
教師から一方的に、「ここがよくない」と指摘され、何も手立てがないのでは、
信頼もなくなります。
私は、2学期の個人懇談は、保護者の方にちょっと早いクリスマスプレゼントを
差しあげるつもりで話をしています。
改善点も伝えますが、解決法も伝える。一緒に頑張っていくことが大切なのです。
これは、子どもたちへの接し方にしても同じです。
個人懇談は、教師がえらそうにする場ではありません。
保護者の方は学校へ来るだけでもドキドキされているし、
個人懇談は、何を言われるのだろうと心臓バクバクです。
教師からの思いやりの気持ちがあれば、お互い楽しい気持ちになれますね。
今回の個人懇談も楽しく無事に終わりました。
昨年受け持った子どもたちの保護者の皆様も、教室をのぞいてくださいます。
ありがたいことです。
それでは、
よいお年を!!

松森 靖行(まつもり やすゆき)
大阪府公立小学校教諭
休日には全国の教員セミナーに講師・受講者として参加、仲間と切磋琢磨しています。2014年度は大阪府の教員となり、若手教員研修を担当。若手の皆さんと一緒に学び直しをしています。
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