みなさんこんにちは。
寒さも本格化し、今年のまとめをされている頃ではないでしょうか。
体調に気を付けて、お互い頑張っていきましょう。
前回、「教師からの思いやり」についてお話をしました。
教師は思いやりと思っていても、子どもはそうは思っていない場合があるということでした。
今回も少し似ているのですが、今回は注意の仕方です。
皆さんは、1時間の授業中に何回注意をしているでしょうか。
状況によっては注意しまくり・・・ということもあるかもしれません。
注意は必要です。
それがないと子どもは成長しません。
大切なのは、「注意の仕方」です。
激しく罵倒するように、叱責するように注意をしていないでしょうか。
そのような注意の仕方では、子どもたちの心は離れ、成長はありません。
「嫌味のない注意の仕方」が必要なのです。
例えば、話を聞いていない子に対して、
「聞いてくれないと、先生さみしいなあ。」
と投げかけることによって、子どもの注意を喚起します。
これは、
「話を聞きなさい!!」
というより100倍効果があります。
姿勢が悪い時には、
「あと2センチ!!」
と全体に投げかけるだけで、背筋がシャンとします。
これは、立命館小学校の岩下修先生の「AさせたいならBと言え」と同じだと思います。
今の教師には、「おちゃめ」さも必要です。
堅苦しいだけでは、子どもは離れていきます。
注意をユーモアを交えて、嫌味なく、おちゃめに行う。
そんな教師に私もありたいものです。
それでは。

松森 靖行(まつもり やすゆき)
大阪府公立小学校教諭
休日には全国の教員セミナーに講師・受講者として参加、仲間と切磋琢磨しています。2014年度は大阪府の教員となり、若手教員研修を担当。若手の皆さんと一緒に学び直しをしています。
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