2013.09.03
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「自分だったら?」で思いやりを考える

大阪府公立小学校教諭 松森 靖行

みなさんこんにちわ。

地域のよっては既に2学期がスタートしてしばらく経っているところもあるでしょう。

スタートは順調でしょうか?

さて、今回は、「自分だったら?」で思いやりを育成します。

夏休みは、教員の官制研修が多いですよね。

そこで、寝ている先生がいたり、はなから聞く気がない先生が多いなあと

この夏、思ってしまいました。

私が講師をしたり、主催をしたりしている研修は、個人的な研修です。

つまり、受講生が身銭を削って受講をして下さっています。

なので、居眠りをせずに聞くし、やる気もあります。

しかし、官制研修はその逆が多いのです。

でも、それは、大変残念でもったいないことです。

そして、教師の言動と矛盾しています。

まず、官制研修もきちんとした研修で、すばらしい講師の先生方ばかりです。

教育委員会の先生方も、必死で準備をして下さっています。

そのようなすばらしい研修を、無料で受講できるのです。

大変お得です。

また、教師は子どもがやる気がなかったり、居眠りしたりしていたら、注意をしますよね。

思い切り叱る方もいらっしゃる。でも、自分はどうでしょう?何も言われないから寝ても

いいのでしょうか?

そのようになる一番の原因は、「人事」だからです。

だから、興味がないのです。

そのような時には、「自分だったらどうするか」「自分は今までどうだったのか」を

考えながら聞くと、興味をもって聞くことができるのです。

今年の夏の官制研修でそう思いました。

子どももそうです。興味をもって話を聞く時って、「自分に対する必要性」が

ある時なのです。そのような必要性を持つことができるような話や話術を

教師は持つべきです。

そして、「自分だったら?」とタイミングよく問いかけるのです。

自分に置き換えて考えることで、周囲の人のことも考える子に育ちます。

他人への思いやりの気持ちを育てるには、まず「自分はどう考えるか」

「自分ならどうするか」を考えることが大切です。

でも、まあ

先生方はお疲れなんです。

こういう私も気を抜けば・・・・。

まだまだ暑い日が続きますが、健康に気をつけてがんばっていきましょう。

それでは。

松森 靖行(まつもり やすゆき)

大阪府公立小学校教諭
休日には全国の教員セミナーに講師・受講者として参加、仲間と切磋琢磨しています。2014年度は大阪府の教員となり、若手教員研修を担当。若手の皆さんと一緒に学び直しをしています。

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