2013.04.17
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新学習指導要領施行にあたって

駿台学園高等学校 英語科教員 神戸 崇寛

13期つれづれ日誌に参加させていただきます。よろしくお願いします。

この日誌では、日々授業をしていく中で感じ、気づいたことを報告し、皆さんからの意見を頂戴したいと考えています。

 

本年度より全面的に新学習指導要領が施行されます。中でも私の専門教科である英語は大きな変化があります。科目名が英語Ⅰ、Ⅱやライティングに代わって、コミュニケーション英語や英語表現という科目名になります。それに合わせて教科書も変わり、単語数が増加し、英語での指示文が使われているものもあります。中でも特筆に値するのは、その教え方。「英語の授業は英語で」というフレーズがメディアでも盛んに取り上げられたように、これまでの訳読式から、生徒が英語を使ってコミュニケーションする活動を多く取り入れた授業が求められています。先日の朝日新聞の記事には「変わるか?学校英語、高校でスタート 現場は戸惑いも」というものもあり、どの程度の授業が求められているのかはっきりしないところです。

 

私は昨年度、高校1年生を教えたので、このままいけば高校2年生の指導をすることになるだろうと思っていました。4月に入り所属学年が発表されたときに高校1年生所属のところに自分の名前が。例にもれず、高校1年生のコミュニケーション英語Ⅰと英語表現を担当することになりました。その他にも他学年や中学生の英語の授業を教えるという統一性のない授業の担当となっています。

 

もしもの時に備えて、これまでにも何度か研修会に参加し、どのように授業を進めていくのか検討してはいました。ただ、いざ自分が担当となると「戸惑って」しまいます。

 

今のところ、コミュニケーション英語Ⅰは次のように進めていこうと考えています。

1.帯活動(速読、単語テストなど)

2. Oral Introduction

3. 1st reading (TF問題)

4. 2nd reading (内容事実を問う問題)

5. 3rd reading (内容に合うように絵や文章を並び換えるような活動、事実以外の内容を問う問題)

6. 音読

7. 要約活動、自己表現

 

それぞれの活動は今後詳しく説明してきたいと考えています。ただ、このような展開をすると、文法の説明はどこかで補う必要があると思います。

 

一方、英語表現の方はというと、どの研究会に出ても授業の事例などなく、結局今までのライティングの延長線にあるような授業になってしまいそうです。

 

1. 帯活動(速読、単語テストなど)

2. Oral Introduction(Lessonで取り上げられるトッピクに関する英問英答。)

3. Listening Comprehension

4. Dictation

5. 音読

6. Grammar Hunt

7. 説明

8. 練習問題

9. 表現活動

 

とりあえず今考えている指導順序を簡単にまとめてみましたが、しばらくは、試行錯誤の日々が続きそうです。他校ではどのような取り組みをされているのか気になるところです。

神戸 崇寛(こうべ たかひろ)

駿台学園高等学校 英語科教員
英語の文法に興味があり、大学院で研究してきました。2011年より現勤務校。日々英語を教えながら学び感じ取ったことをお伝えし、 皆さんと共有していきたいと思っています。

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