みなさんこんにちは!!すっかり寒くなりましたね。風邪などひかれていないでしょうか?お互い、体調には十分に注意していきましょう。
さて、「楽しみながら鍛える」をいろいろな場面において語ってきましたが、今日から、各教科や場面において、分けて紹介しようと思います。より分かりやすく、そして実践していただけるように紹介していきたいと思います。
今回は理科です。理科は苦手と思われている方も多いでしょう。しかし、子どもたちの中では人気のある教科です。理科を初めて学習する3年生では、最初の頃は、「観察」ばかりで教える方もあまりおもしろくないかもしれません。
でも、それをおもしろくしちゃいましょう。
観察で大切なのことは、「観察するポイント」を身につけることです。観察カードに書くことは、「日付」「時間」「気温」「天候」「場所」そして、観察した「内容」です。ただ単に、「日付を書いてね!!」だけでは、子どもたちはすぐに忘れてしまいます。そこで・・・・
世紀の大マジックスター 引田てんこうさんに登場してもらいます。
子どもたちに引田てんこうさんの話をし、数々の危険なマジックを手がけてきたことを伝えます。そして、時には危ない事故にあったことを話し、「ひきたてんこうじこなし」といつも願っていることを伝えます。
これが、観察に大切な「ひきたてんこうじこなし」です。
ひ・・日付 き・・気温 てんこう・・天候 じこ・・時間 な・・内容(観察した) し・・ば「し」ょ
※「た」は関係なし
これだけで、観察のポイントを覚えてしまいます。観察をする時に、よく観察カードを使用します。そこには、書くべきことが初めから印刷されています。最初はそれでもよいですが、最終的には、真っ白い紙に、自分の力でポイントを落とさずに書けるようにしたいものです。
教え子たちと、今でも「ひきたてんこうじこなし」は覚えているとよく話になります。
そして、「内容」ですが、これも大切です。人間の五大感覚をフルに使います。
視覚、聴覚、嗅覚、触覚そして、味覚です。味覚と聴覚には注意が必要ですが、木の幹に耳をあて、木の中の音を聴いたり、たんぽぽを少し食べてみても(!!)よいかもしれません。それだけで、観察の内容に幅が出てきます。黒板に、目や耳、鼻や手、口の絵を描いて指導することで、より身につけることができると思います。
それでは、次回もお楽しみに!!読んでくださってありがとうございました!!
※今回の実践は土作彰氏の実践の追試でもあります。

松森 靖行(まつもり やすゆき)
大阪府公立小学校教諭
休日には全国の教員セミナーに講師・受講者として参加、仲間と切磋琢磨しています。2014年度は大阪府の教員となり、若手教員研修を担当。若手の皆さんと一緒に学び直しをしています。
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