2012.10.25
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学級通信で特別図解を!

米子市立福米東小学校 教諭 西村 健吾

  

 

 運動会シーズンも終わりました。教師も子どもも,ようやく腰を?据えて机に向かえる季節がやってきました。私が1年の中で,最も大好きなシーズンの到来です。この機を捉えて,より一層子ども達の力を伸ばしていけるよう,教師も研鑽を積んでいきたいものです。

 

 11.特別図解

 さて,今回は学級通信における「特別図解」について。

 これまでも「教育つれづれ日誌」にて幾度か紹介させていただいてきましたが,私の学級通信では(他の先生方もよくなさるとは思いますが…),ちょくちょくこの「特別図解」なるものが登場してきます。

 

 無論目的は,子ども達の位置,登場する場面,作品が掲示してある場所等を家庭に知らせるためです。運動会,参観日,学習発表会,卒業式…等々,大きな行事などの際には,必ずと言っていいほどこの「特別図解」を掲載した学級通信を発行します。

 冒頭の3枚の通信はその一例ですが,今回はもっと大きなものを見ていただきたいと思い,私のブログにアップしております。どうぞご覧ください。

blog「豆腐のような教師になろう!」

 

 

 さて,数年前のある日,私の職場の年輩の先生が,こんなことをおっしゃったことがありました。

「昔はねえ,こんなこと(特別図解)しなくったって,親が子に『出番はいつ?』『どの辺りで演技するの? なんて聞いたもんよ。」

 

 また,最近ではこんなことをおっしゃる先生もおられました。

「ここまですると,保護者にとってはこれが当たり前になって,ちょっとでも手を抜けば,『今回はあれ(特別図解)がない。』だの『サービスが低下した。』だの言われそうだな…。」

 

 

 そう…。はっきり言って,学校はここまでしなくても良いのかもしれません。ですが,だからこそ,した時の効果は大きいのではないでしょうか。

 こちらのがんばりというか,サービスを,賢明な保護者の方はちゃんと察知してくださいます。そして,それが口コミで広がります。(逆も然りです…。) 少なからず,信用を勝ち取ることができます。「先生はよくやってくれている。」と…。そうなると,その後の家庭との連携が非常に楽になるからです。

(無論,家庭での評価を上げることが第一の目的ではありません。評価は副産物です。あくまで,子ども達のため,家庭のためであることが第一です。念のため…。)

 

 稀に,これが当たり前となって,

「去年はあんなにやってくれたのに,今年は…。」

…と,妙な勘違いをおこす保護者の方もおられます。本来,そういった類の言葉を聞けば,逆に投げ出してしまいたくなるのが人情というものです。ですが…,だからといってやめてしまっては,我々の商売は成り立たないのではないでしょうか。

 

 上記のような信念に基づいて,私は,ことある毎に,この「特別図解」入りの通信を発行してきています。もちろんこれからも発行を続けていきたいと思っています。

 ただ,年々凝るようになってきていて(趣味の世界に突入…!?),作るのに時間がかかるというのが玉にきずですけど…。それでも,「子ども達のため」と思えば,そんな苦労は全く苦になりません。それどころか,その通信を手にとって,楽しそうに親子の会話が繰り広げられる家庭での光景を想像しただけで,ワクワクしてしまいます。

 

 

 さあ,そろそろ学習発表会シーズンが到来します。「今年はどんな『特別図解』を作って発行しようかな。」そんなことを悩む日々を楽しむ,今日この頃です…。

西村 健吾(にしむら けんご)

米子市立福米東小学校 教諭
「豆腐のような通信を!(1.マメで 2.四角く 3.やわらかく 4.面白く)」をモットーに、学級経営に果たす通信の役割を見直し、日夜創意工夫に励んでいます。一つの実践提供になれば…。

同じテーマの執筆者
  • 川村幸久

    大阪市立堀江小学校 主幹教諭
    (大阪教育大学大学院 教育学研究科 保健体育 修士課程 2年)

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