2012.10.12
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楽しみながら鍛える~一点突破~

大阪府公立小学校教諭 松森 靖行

みなさん、こんにちは。

この学びの場の私の連載を読んでいる方から、声をかけていただくことがあり、大変うれしく思っています。先日参加した、大阪の堀川マリ先生、赤坂真二先生の講座でも声をかけていただきました。身が引き締まる思いです。

さて、今回は、「一点突破」について話をします。

世の中には、いろいろな教育理論があり教育実践があります。どれが正しいとか、どれが間違いとかではありません。どの理論も実践も、子どもたちの成長を願うものです。

そして、あれこれ実践してみたくなります。

私もそうでした。最初は、子どもたちもノリノリで楽しいし、効果があったのかな?と思えるのですが、だんだん、いい加減になっていきます。

そんな経験がありませんか?

私は自分で、この原稿を書いていて、「あるある!!」と思ってしまいました。

楽しいけれど、成長は残念ながらしません。

「これは!!と思って実践や理論をあきるまで、継続して行う」

ことで子どもたちは成長していきます。

私が継続して行っていることは、学級経営としては、「あいさつ30連発」「班学習」「ほめ言葉のシャワー」「成長ノート」「給食の配膳をレストラン化」などです。途中で、進化したものもあり、最初の形とは違うのですが、4月から継続しています。教科は、「国語・・おもしろ音読 月から木まで同じ漢字の練習をして金曜日にテスト」「算数・・100マス計算など」「社会科・・地図帳クイズと都道府県クイズを交互になど」です。

学級経営、授業づくりと一言で言っても、いろいろな分野、領域に分かれています。

それぞれの分野で一つのことを継続して行うのです。それが「一点突破」です。

給食の配膳なら、配膳を「レストラン化」にしています。おそらく、多くの学級では、当番が食料を盛り、順番に並んで1人分の給食を完成させる「バイキング方式」だと思います。そして、その場合、やらない子も出てきます。おまけに遅いです。当番が配膳をし、他の子どもが次々に机へ食料を届けるレストラン方式にすると、さぼる子はいません。自分の仕事を探します。今では、「お箸やお椀の位置を整える」「足りているかチェック」している子もいます。私は、活動を見極めてアドバイスをするだけです。時間は、3分ぐらいでいただきますができます。

この前、仕方なく「バイキング方式」でやらなければならない時がありました。「時間がかかるかな・・・」と思っていると、バイキング方式でも3分かかりませんでした。食材にもよるのでしょうが、これは、子どもたちが持っている力を応用できるようになっているということを表しています。1つの場面を設定して、徹底的に鍛えることにより、実は、様々な場面で応用できる力を育成しているのです。

みなさんがクラスで大切にしていることは、何ですか?そして、それをクラスのどこで育成しようとしていますか?それをぜひ、あきらめずに、一点突破してくださいね。はじめは、なかなかうまくいきません。最低1ヶ月は継続が必要です。

では、、また・・。

松森 靖行(まつもり やすゆき)

大阪府公立小学校教諭
休日には全国の教員セミナーに講師・受講者として参加、仲間と切磋琢磨しています。2014年度は大阪府の教員となり、若手教員研修を担当。若手の皆さんと一緒に学び直しをしています。

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