みなさんこんにちは。だんだんと涼しくなりましたね。
運動会を予定されている学校もあるのでしょう。
子どもたちにとって最高の思い出となるといいですね。
さて、今回は楽しみながら鍛えるの教材づくり編です。
何かおおがかりのものをつくろうとするのではありません。
ポイントは、「できるだけ本物を」と「常識にとらわれすぎない」ということです。
例えば、5年生の社会科の食糧生産の授業なら、導入で「コンビ二弁当」を用意します。
その中の食材について、1つ1つ調べていきながら、日本の食料自給率やどの国から輸
入をしているのかを理解していきます。教科書や資料集よりよっぽど、理解が深まります。
私は、その時に、それぞれの食材に、輸入先の国の国旗を爪楊枝で作って立てました。
そうすると、視覚的に分かりやすいです。
最後にオチがあって、私がお弁当を食べちゃいました。子どもたちは大興奮です。
子どもたちが食べるのは問題があるかもしれませんが、担任なら問題はないはずです。
(多分)
「本物」と「非常識」の両方を兼ね備えています。
なかなか、教材づくりがむずかしい、どうやっていいか分からないという方は、
「社会科」の教材づくりがおすすめです。他の教科より、本物が手に入りやすいからです。
「本物」はそれの「写真」でもかまいません。社会科で教材づくりに慣れるとよいと思いま
す。
この原稿を書いてる今日は、4年生の社会科の教材をつくりに、浅口市をぐるぐる回って
きました。消防署の学習内容です。119番をすると、通信センターからどこに情報が行く
のかという学習内容です。病院や警察署、消防団や水道局に情報が行くということを理
解させるのですが、選択肢の中に、コンビ二や学校、スーパー、公民館、グラウンド、そし
て、私の行きつけの居酒屋の写真を入れておきます。授業では、正解も不正解もすべて
今日、デジカメで撮影した写真を黒板に貼っておきます。これだけで、授業は盛り上がる
し、子どもたちは喜んで討論を開始します。不正解の写真は、ほんの一瞬しか使われませ
ん。そのためだけに、午前中をつぶしてしまいましたが・・・・。子どもたちの喜ぶ顔を考え
ると、やめられませんね!!
みなさんも、自分自身が楽しみながら、「本物」と「非常識」の教材づくりをたのしんでくださ
いね!!
それでは、また!!
松森 靖行(まつもり やすゆき)
大阪府公立小学校教諭
休日には全国の教員セミナーに講師・受講者として参加、仲間と切磋琢磨しています。2014年度は大阪府の教員となり、若手教員研修を担当。若手の皆さんと一緒に学び直しをしています。
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