2012.09.14
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楽しみながら鍛える~何のために鍛えるのか~

大阪府公立小学校教諭 松森 靖行

みなさんこんにちは。

夏の疲れがそろそろ出るころですね。

どうか、体調に気を付けて、子どもたちの前で笑顔でいれるようにしましょうね。

さて、楽しみながら鍛えるについていろいろ述べてきましたが、

今回は、なぜ鍛えるかについて考えてみたいと思います。

学校は

(1)楽しいところ

(2)鍛えるところ

(3)安全なところ

の3つの「ところ」です。

そして、どれも大切ですが、(2)が一番大切で一番難しいと思います。

(1)は比較的簡単です。ゲームや楽しい話をしていればいいのです。

(3)は当たり前のことです。学校や教員は子どもの安全を何よりも優先します。

これが機能していないと学校ではありません。

(1)(3)ばかりで、(2)が欠如していると、学級崩壊になります。

言うまでもなく、私は(1)と(2)の集合体で実践をしていますし、自分のスタイルです。

なので、学校では、楽しい先生の一面もあるし、こわい先生でもあると思われています。

厳しいことも要求します。

特に鍛えたいのが「聴く力」なのです。

(1)だけ、つまり楽しいだけの先生は「聴く力」をつけさせることができません。

楽しいから子どもたちは話を聞くのだけれど、楽しいことしか聞かなくなります。

教師なら、担任なら、なんとしても「聴く力」を育てるべきなのです。

注意深く聴く 目で聴く うなづきながら聴く 内容を理解しながら聴く

聴く力といっても様々ですね。

「聴く力」は生涯にわたる力です。

そして、日常のみならず、非日常でもっとも必要とされる力です。

では、非日常とは・・・?

災害が起こった時、不審者が侵入した時、不測の事態の時です。

そのような時に、きちんと話を聞けるようにしておかないと、子どもの命に関わるのです。

そこまで考えて教師は指導をするべきです。

(1)しかない先生の話を、非常事態の時に聞く気にはなれないでしょう・・・。

(2)を鍛えることは、(3)にもつながります。

よく「このクラスはしつけられている」と言われる先生がいます。

ちょっとまって!!

子どもたちは、ペットではありません。

よく鍛えられている。よく育っていると言うべきです。

鍛えられていると、育っていると、自然と話を聞くようになるものなのです。

(2)が(1)を上回ると、子どもたちは言うことをきかなくなります。

なので、(1)も大切というわけです。

みなさん、しっかり鍛えましょう!!

※今回の内容は、多くの実践家が提唱していることです。

 北海道の堀先生、奈良の土作先生 大阪の金先生などの考えも参考にしました。

松森 靖行(まつもり やすゆき)

大阪府公立小学校教諭
休日には全国の教員セミナーに講師・受講者として参加、仲間と切磋琢磨しています。2014年度は大阪府の教員となり、若手教員研修を担当。若手の皆さんと一緒に学び直しをしています。

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