2012.09.21
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学びを振り返り、後半へ

群馬県藤岡市立鬼石小学校 教諭 大谷 雅昭

比叡山・延暦寺 八丁味噌の郷、味噌樽 富士山

 2学期が始まり約1カ月。今年度も半分が終わろうとしています。
 子どもと子どもたちを育てるため、そして人間として成長し続けるために、日々、研修と修養を心がけているつもりです。
 年度の後半を目前について、前半の学び、特に夏季休業中の学校外の学びを振り返ってみたいと思います。

 夏季休業中は、学校外で子どもたちと触れ合う機会は少ないものです。今年は、おもしろ科学教室で2回も、子どもたちと一緒に過ごす時間を持つことができました。一期一会の出会いですが、子どもたちの笑顔と満足する顔が見るのが楽しみです。今年の科学教室は、一つは磁力と浮力を生かしてテントウムシのおもちゃを作り、もう一つは空気圧を使ってペットボトルロケットを飛ばしました。重力に反してテントウムシが登っていく様子やペットボトルロケットが空高く飛ぶ姿に歓声をあげる子どもたち・・こちらもうれしくなりました。そして、普段の授業もこうありたいと思う時でもあります。

 そんな子どもたちの姿を日常的に見たくて、県総合教育センターの理科研修講座に3日間、参加しました。1日目は、県立ぐんま天文台に行き、太陽の観察方法を学び、「月と太陽」の単元の指導計画等について研修してきました。
 2日目は、物理領域と化学領域の研修でした。前半は、電気や磁石を使った実験に使える小道具づくりをして、ものづくりへつなげていくことを学びました。後半は、水溶液に関して紫キャベツ液などを作って、その様々な使い方を学びました。
 3日目は、生物(生命)領域の研修でした。自然観察の仕方から始まり、3年のチョウの観察法、4年の体のつくりの学習法、5年のメダカや微生物の観察法、6年の動物の体のつくりはたらきに関する指導法を学びました。
 さらに、市の理科部会の実技研修会にも参加しました。そこでは、4年の「物の体積と温度」、6年の「てこのはたらき」における自作教材づくりを学んできました。
 こうした研修を通して、理科は実体験や十分な疑似体験を通して、実感する理科となり、理科に興味関心を持つ子どもを育てられるのだと強く思いました。
 学校へ戻ってから、いくつかの教材を自作して2学期に備えました。

 今年は初めて参加した研修会の多い年でした。
 一つ目は、日本群読教育の会の「第11回 日本群読教育の会 全国研究集会 東京大会」です。入門講座、詩の講座、集会行事に使える群読講座に参加しました。声を出すというのは、本当に気持ちがよいということを感じました。こうした体験を、子どもたちにもさせ、自分の思いを表現させていきたいと思いました。
 二つ目は、群馬県小学校国語部会の「第43回 群小国研 夏季研修会」です。学年別に分かれた部会の後、作家の岩崎京子さんの講演会を聞いてきました。高学年部会に参加し、一人学びと交流活動を設定した授業づくりと、作文指導の工夫に関する実践発表を聞き、国語指導の在り方を勉強してきました。岩崎京子さんは教科書教材「かさこじぞう」の作者として知られる方で、作品への思いを聞くことができました。
 三つ目は、東京学芸大学・小金井キャンパスで行われた「第3回 道徳授業パワーアップセミナー」への参加です。午前の講話では、道徳教育の歩み、近年における課題について、分かりやすい話が聞けました。午後は、実践発表がありましたが、若い先生方のすばらしい実践が聞けました。いずれにしても、一工夫することが子どもの実践力を高めることにつながると感じました。

 さらに、毎年、毎回参加している研修会があります。小学館を会場にした「小学野口塾」と神奈川県の学び合いの会「湘南大学」です。ここでは、自分の実践を発表するとともに、多くの先生方から教育実践を学び、教育哲学を感じることができました。

 また、つれづれ日誌でも紹介した「夏休み国語教室」(8月24日公開)、「メインファシリテーター(ふじおか市民討議会)」(9月7日公開)でも、新たな学びをすることができました。

 一方、個人の修養として、普段は行けない所へ行って、いろいろなものを見聞き体験し、様々なことを感じてきました。
 今年は、長良川の鵜飼、比叡山延暦寺(写真 左)、神戸北野、近江八幡・町並み、愛知県岡崎・八丁味噌の郷(写真 中)、京都大原・三千院、京都貴船・川床料理、隠岐の島・ホタル等調査、富士山登山(写真 右)です。
 日本や日本人のよさ、自然のすばらしさをたくさん感じ、感動することができました。

 こうした学びの成果を、これからの日本を支える子どもたちに、教え伝えていきたいと強く思いました。
 これから、たくさんの素材をどのように調理して子どもたちに出そうか、楽しい毎日が続きそうです。

大谷 雅昭(おおたに まさあき)

群馬県藤岡市立鬼石小学校 教諭
子どもと子どもたち、つまり個と集団を相乗効果で育てる独自の「まるごと教育」を進化させると共に、「教育の高速化運動」を推進しています。子ども自身が成長を実感し、自ら伸びていく様子もつれづれに綴っていきます。

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