2012.07.06
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楽しみが上回る実践を!!

大阪府公立小学校教諭 松森 靖行

こんにちは!!

3学期制の学校はそろそろ成績表の季節ですね。

私のところも3学期制です。所見を書いていると、いかに自分が子どもたちを見れていないか反省しまくりですが・・・。

これが終われば、教師も夏休み。研修や事務仕事などもありますが、少し余裕が出るのではないでしょうか?

さて、今回から数回に分けて「楽しみながら鍛える」実践を紹介します。

学級経営から生徒指導、生活指導、そして授業、保護者対応に至るまで、「楽しみながら鍛える」ことはどこでも大切なことです。保護者対応の場合は、「鍛える・・・」は違うとは思いますが・・・。

今回は、朝の生活指導での実践です。

その名も「今日の占いカウントダウン」(どこかで聞いたような・・・)

朝、先生のお話の時には、いろいろ注意や説教をしなくてはならない時があります。

安全に関することなどは必ずしなければいけません。

そして、そんな話ばかりになることもしばしばです。

でも、子どもは大変です。朝から雰囲気も悪くなります。

そんな生活指導も明るくいきたいものです。

まず、教師が「今日の占い・・・」と言います。

そうすると、子どもたちは「カウントダウン」と元気に言います。

教師「4月生まれのあなた・・。」

4月生まれの子どもたち 挙手

教師「うっかり滑ってこけるかもしれないぞ!!廊下に注意!!ラッキーワードは「歩く」だよ!!」

これをいくらか繰り返します。血液型占いにしてもよいですね。

時々、関係のないことも入れます。

教師「5月生まれのあなた・・・。あらびっくり!!家に帰ったら先生が座っています!!」

子どもたち「なんでだよ~(爆笑)」

という具合です。

もちろん、その後に、「なぜ注意しなければいけないのか」を話をします。

占いの監修は「ムーンプリンセス松森でした!!」という本当にくだらないオチも入れます。

「楽しみながら鍛える」とは・・・要するに、「楽しみながら」が「お説教」を上回ればいいのです。

「お説教」が「楽しみながら」を上回る教師には、子どもたちはついていかなくなります。

有名な実践家の先生方は、皆、ユーモアを交えて指導されています。

「楽しみながら」を意識した日々を送りたいものですし、そう考えることで余裕も出てきますね。

それでは・・・次回は授業バージョンかな???

松森 靖行(まつもり やすゆき)

大阪府公立小学校教諭
休日には全国の教員セミナーに講師・受講者として参加、仲間と切磋琢磨しています。2014年度は大阪府の教員となり、若手教員研修を担当。若手の皆さんと一緒に学び直しをしています。

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