2012.04.09
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学年始めにはこんな通信を!

米子市立福米東小学校 教諭 西村 健吾

  

 4月。本当に不思議な季節です。たった一日,3月31日から4月1日へとまたぐだけで,「別れの春」から「出会いの春」へ…。大切な人達との別れの余韻も覚めやらぬうちに,新しく出会った人との新しい生活が始まりました。

 

3-5.節目にはこんな通信を(学年始め編)

 いよいよ新年度のスタートです。この時期,どの先生も,1年間で最も(!?)通信作成に力が入る時期なのではないでしょうか。通信のタイトルに頭を悩ませ,内容を吟味し,推敲を重ねる…。良い出会いをするため,良い学級開きをするため。

 そんな学年始めの通信で,(多くの先生方同様)特に意識していることは,以下の4点です。

 

(1)子ども達や保護者と,学級通信を通じて,独創性とインパクトのある出会いをしたい。

(2)その学年の発達段階(特性)に少しでも触れたい。

(3)1年間の見通しを持ってもらいたい。

(4)担任の思いや指導方針の匂いを感じてもらいたい。

 

 この4点を,通信のタイトルの解説を通じて述べるように心がけています。

 以下,新しい勤務校での,6年生を対象に本日発行した通信をご紹介。 

 

実例1-3.通信のタイトルの解説(3)

学級通信「夢工房」

 はじめまして。

 今年度6年2組を担任させていただく西村健吾と申します。伯仙小学校から赴任して参りました。先月末,車に積める限りの荷物を載せ,そして,まだ見ぬ子どもたちへ思いを馳せながらやって参りました。とてもドキドキしています。そして,ワクワクもしています。これから始まる子ども達との日々に胸が高鳴っています。

 

 

 そんな子ども達との1年間の学校生活の様子を綴る学級通信を『夢工房』と名付けました。

 6年生。小学校生活の集大成となる最高学年です。学校の屋台骨を支えるという重責を担いつつ,将来への夢を胸に抱き始める時期です。同時に,思春期の入り口に差し掛かる時期です。精神的にも体力的にも,これまで以上に困難で大変なことが目の前に現れる中,時にくじけ,心が折れそうになるときがあることでしょう。夢をあきらめてしまいたくなるときがあるでしょう。 

 

 ご存知,元サッカー日本代表監督,岡田武史氏は語ります。  

『目標に向かって何かをやろうとしたら必ず耳元で囁く人がいます。"そんなの無理だよ,やってどうすんだよ"。ドリームキラーと言います。ぜひドリームキラーにはならないで,夢を作る人になってもらいたいと思います。』

 

 

 「大変」なことを,自分を「大」きく「変」えるチャンスととらえ,耳元で囁きかける自分自身の心の弱さ(ドリームキラー)に打ち勝ち,困難を乗り越え,夢を作り上げていってほしい。その舞台となる工房は,6年2組の教室であり,福米東小学校…。そんな思いを込めての命名です。

 

 さて,1年後。平成25年3月19日。どんな夢が,この教室に完成するのでしょうか。子ども達とともに,しっかりと夢を作り上げていきたいと思います。

 

 保護者の皆様,1年間,何卒よろしくお願いいたします。

   

西村 健吾(にしむら けんご)

米子市立福米東小学校 教諭
「豆腐のような通信を!(1.マメで 2.四角く 3.やわらかく 4.面白く)」をモットーに、学級経営に果たす通信の役割を見直し、日夜創意工夫に励んでいます。一つの実践提供になれば…。

同じテーマの執筆者
  • 川村幸久

    大阪市立堀江小学校 主幹教諭
    (大阪教育大学大学院 教育学研究科 保健体育 修士課程 2年)

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