2012.02.13
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続々・学級通信で楽しい実況中継を!(行事編)

米子市立福米東小学校 教諭 西村 健吾

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 各地で記録的な大雪が続いております。地元・鳥取県米子市からすぐのところに位置する中国地方最高峰・大山も,今月2日,観測史上2番目となる,285㎝もの積雪を記録したそうです。思えば,2010年の大晦日から2011年の元旦にかけて,一晩で90㎝もの積雪があり,鳥取県の国道9号線でバス・車1000台が立ち往生して全国ニュースとなったのも,つい1年前…。「雪,もう見たくない…。」といった声が,ホント,あちらこちらから聞こえてきます…。

 

 さて,そんな声をよそに,当の子ども達は,雪が降れば降るほど「もっと降れ!もっと降れ!」と大喜び…。毎日,休憩時間に外に出ては大はしゃぎです。今回は,そんな中行われた,5年生のスキー教室の模様を,「大山登山編」「修学旅行編」に続く,第3弾・実況中継「スキー教室編」にてご紹介。 

 

実例6.実況中継 (スキー教室 滑らな~い話)

「先生,今回も楽しみにしております。」

 そんな,2組H君のお父さんのお声に触発されて,今回も張り切ってまいります,恒例の「おみやげ話~実況中継バージョン~」。題して,スキーなのに,「スキー教室 滑らな~い話」です。どうぞ。

 

「ジンギスカンの食べ方とは!?…事件」

夕食時の話。メニューは,大山恒例のジンギスカン。目の前には,おいしそうなラム肉や野菜が並ぶ。

「うわぁ~っ。うまそう~!」「早く食べた~い!」

そんな思いをじらしながら続く,旅館の人の,大変詳しい,誠に丁寧な,「ジンギスカンの食べ方講座」…。

 

「う~ん…。」(まるでオオカミのように,じ~っと,目の前のラム肉をにらみつける子ども達)

「う~む…。」(ふと「オオカミと七匹の子ヤギ」の物語が脳裏をよぎる担任)

 

「いっただっきま~す!」

ついに来たその瞬間!しかし,ここでまた肉が焼けるまでに結構な時間を要す…。すると…,

肉が焼けるまで我慢ができず,ごはんだけを二膳完食してしまった2組I君… 。

口からこぼれんばかりに,肉ではなくそばをほおばる2組Y君…。

そんな完全に野生の心に火が付いた少年達の横で,一人,冷静に,かいがいしく友だちの分までお茶を入れてあげている1組O君。(草食系!?)

肉を待てず,ほぼ生のキャベツやニンジンを,タレにつけて豪快に食べる男子諸君…。(君たちも草食系!?)

「ラム肉は食べたことありません…。」と言いながらも,旅館の人の,「ラム肉は女優さんも好んで食べるほど美人になると言われているんですよ。」の言葉に,ひときれほおばる2組Rさん。

その言葉に耳を澄ませていたのか,開始10分あまりで,ひと切れ残らず完食を果たす肉食系1組女子。

そろそろ「ごちそうさま」も迫った頃,(いや,正確には「ごちそうさま」の後も,)

「幸せ~!!」 と口々に叫びながら,テーブルに残った野菜や肉を,5~7杯目のご飯とともにほおばる,相変わらず野性的な少年達。

そんな少年達の横で,テーブルにこぼれたタレや汁を,やっぱりかいがいしく拭き取る1組O君。

 

是非一度,ジンギスカン参観日をやってみたいと思った担任団であった…。

 

 

「何から何まで同じ!?…事件」

旅館では,いつでもどこでも仲良し2組男子の6人組。

お風呂も,歯磨きに行くのも,なんとトイレに行くのもいつも一緒の同部屋の少年達。

お布団を敷くのもチームワークばっちり。

廊下で聞き耳を立てると,みんなでああだこうだと言って協力してシーツを敷く声が聞こえます。

そんな仲良し6人組の部屋を覗いてみると…。

おおっ!なんと布団が川の字×2にぴたっとくっついた状態で敷かれているではありませんか!!

きっと,熟睡に入るタイミング,目が覚めるタイミングも同じだったことでしょうね。もしかして,夢の中身まで同じだったりして…(笑)。

 

 

 

「ゲレンデの女王降臨!?…事件」

2日目のゲレンデでの話。

普段とは異なる自然環境,友だちと一緒に宿泊するというこの上ない楽しい環境。加えて,スキーも上達してきてテンションは最高潮!!

一生懸命歩き方の練習から始めている,この日大山に上がってきた他校の子ども達や,初めてのスキーに,大きな体をもてあまし気味の他県の高校生を尻目に,余裕の伯仙スキー軍団。みんながゲレンデの王様状態に…。リフトに乗る姿も様になってきました。

 

と,その時!!

リフト券を,担当の先生からもらい忘れていた1組Nさん。正確には,わたし忘れていたK教諭。

その班は,二手に分かれて練習していたため,その子のリフト券を持っているK教諭はリフトの上,Nさんはゲレンデというねじれ現象。

「もう,先生,リフト券もらってないですよ~!」(ゲレンデのど真ん中で絶叫!)

「ごめんごめん。すぐに追いついて渡すけん。」(リフトの上から謝罪するK教諭)

「もう,先生,早く来てくださいよ~!!」(ゲレンデのど真ん中で再び絶叫!!)

「ごめんごめん。ていうか,今までどうしとって…?」

「大丈夫。どさくさに紛れて乗ってましたあ!!」(ゲレンデのど真ん中で三たび絶叫!!!)

 

「それって罪になるんですけど…。」とつぶやきつつ,思わず他校の引率者のふりをする担任であった…。

 

 

「滑らない話」は尽きない…。

(楽しい話は尽きませんが,続きはお子さんまで。)

  

西村 健吾(にしむら けんご)

米子市立福米東小学校 教諭
「豆腐のような通信を!(1.マメで 2.四角く 3.やわらかく 4.面白く)」をモットーに、学級経営に果たす通信の役割を見直し、日夜創意工夫に励んでいます。一つの実践提供になれば…。

同じテーマの執筆者
  • 川村幸久

    大阪市立堀江小学校 主幹教諭
    (大阪教育大学大学院 教育学研究科 保健体育 修士課程 2年)

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