2011.12.26
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自分たちで計画し、作って食べよう!

特定非営利活動法人TISEC 理事 荒畑 美貴子

 学期末のお楽しみに、「作って食べよう」の会を開きました。作って食べることによって、友達関係を良好にすることもねらいとして行っています。今回は「男女仲良く」をテーマに、クラスのグループの仲間と計画し、自分たちの作りたいものを作って食べました。

 

 

 さて、彼らのメニューをご覧になって、6年生の姿を楽しんでください。

(1)  シーチキンカレー

 これは、5・6年の2回の遠足で飯ごう炊さんを行い、そこで作ったレシピです。

 それで、手際よく、上手に作ることができました。給食前なのに、しっかり一人前ずつ食べていました。

 この班は、最初から男女仲良くしていたので、とっても楽しそうでした。

 片付けのころ、何も手伝わないで座っていた男子は、女子に嫌みを言われていましたが・・・

 

(2)  クリスマスケーキ

 スポンジの台を買ってきて、飾り付けをして食べました。

 生クリームを必死で泡立て、バナナやチョコレートをたくさんトッピングしていました。

 サンタクロースの飾りがいっぱい乗ったケーキを、私も食べさせてもらいました。

 

(3)  チビカステラ

 たこ焼き器を使って、ミニカステラを焼きました。

 中にチョコレートを刻んで入れるまではよかったのですが、私が入れ知恵をしたから、わさびを入れたのも作りました。

 お皿にカステラを山盛りにして、どれがわさび入りかを探りながら食べていました。

 たっぷりわさびを入れたのを、入れた本人が食べたそうで、涙を流していたと報告がありました。

 

(4)  今川焼きとクッキー

 女子は今川焼きを、本を見ながら作っていましたが、ホットケーキの生地が生焼けのようになってはいないかと、ちょっと心配でした。それで、仕上げにレンジをかけました。

 男子のクッキーは、ホットプレートで焼いたので、小さなホットケーキのようになりました。

 ハラハラドキドキでしたが、全部食べきっていたので、満足できたと思います。

 

(5)  スイートポテト

 本に書いてあったからと、サツマイモを皮ごと5本まとめて電子レンジにかけ、柔らかくならないと騒ぎ始めたのでびっくりしました。

 あわてて皮をむかせ、薄切りにさせて、ラップをかけてからレンジにかけるように教えました。

 本の作り方や分量に慣れていないのだから、ハプニングは仕方ないですね。

 最後には、たくさんのスイートポテトをつくり、一人で5~6個も食べていました。

 

 

(6)  オムライスとチョコレートフォンデュ

 この班が、最も豪勢でした。

 フォンデュのセットも持ってきていて、本格的にやっていました。

 オムライスを作り、麦茶も用意して、パーティーのようになりました。

 余ったチョコレートを、(2)班のケーキにかけてしまったので、甘いケーキがさらに甘くなりました。

 

 こんなままごとみたいな取り組みができるようになったのも、5年生の時からの積み重ねです。

 家庭科室の使い方も、とても上手になりました。

 3学期には、小学校生活最後の調理をする予定です。子どもたちは、今から何を作ろうかと楽しみにしています。

荒畑 美貴子(あらはた みきこ)

特定非営利活動法人TISEC 理事
NPO法人を立ち上げ、若手教師の育成と、発達障害などを抱えている子どもたちの支援を行っています。http://www.tisec-yunagi.com

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