歩きの遠足がありました
11月、好天の午前中に、本校では歩きの遠足がありました。縦割り班ごとに近隣の公園まで遊びに行く「なかよし遠足」です。学校の周辺には、片道20分くらいで行って来ることができる公園が7か所あります。6年生を中心にどの公園に行くか。公園でどんな遊びをするか、などの計画を立ててみんなで遊んで帰ってくるのです。
おやつを持って、さあ出発!
出発前、子どもたちのリュックの中には、飲み物の入った水筒とともに、100円程度のおやつも入っています。校門前に集まりいざ集発。
歩く途中、周辺の畑に育っている里芋・白菜などの野菜や、カキ・みかんなどの果樹を発見したり、大きな飼い犬に吠えられたりとさまざまな冒険をしながら公園に到着しました。
公園ではみんなでおにごっこやけいどろ(警察役と泥棒役に分かれて追いかけっこをする遊びです。)をしました。私も一緒にやりましたが子どもたちの集中攻撃に合い、すぐにつかまってしまいます。全力で遊ぶ子供たちの中には、ころんでひざをすりむいてしまい泣きべそをかく子もいましたが、そんなときは6年生が優しく手当てをしていました。
素朴ですが心が育つ
地域の自然を感じながら、季節を楽しむ。
上級生と下級生のふれあいを通して心が育つ。
素朴ですが、いい行事です。
忙しい毎日ですが、学校教育のすばらしさはこんなところにあるんだなあと感じた一日でした。

鷺嶋 優一(さぎしま ゆういち)
栃木県河内郡上三川町立明治小学校 教諭
この春、勤務校が変わりました。異動したての新鮮な気持ちをダイレクトにつづりたいと思います。そして「ICTと幸せ」についても小学校教育の視点から考えます。
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