2011.11.21
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学級通信で楽しい実況中継を!(行事編)

米子市立福米東小学校 教諭 西村 健吾

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 スポーツの秋,学問の秋,食欲の秋,行楽の秋が終わろうとしています。学期末の足音も聞こえ始めるこの時期,何となくもの悲しく,寂しく,そして…少しずつ焦り始める時期です…よね…。

 さて,学校においては「学校行事の秋」と言っても過言でないくらい,この時期は様々な行事が続きます。学校現場のあちこちで,「行事削減,行事削減」という声が聞こえてくる昨今ではありますが,我々は学校行事という絶好の教育チャンスを逃すことなく,子ども達をぐんと成長させたいものです。

 

2.実況中継(行事編) 

 そうした学校行事の様子,子ども達の成長の様子,楽しい珍プレー・好プレーなどを,家庭にどのように伝えておられますでしょうか?せっかく子ども達が生き生きと活動する場,普段の教室では見せないような表情・行動(!?)を見せる場です。懇談などでは大変盛り上がるようなそんなエピソードを,もし,紙面上で,より効果的に,より楽しく伝えることができたなら…,それは学級経営上(保護者との連携,子ども達の相互理解…etc)大きなチャンスとなるのではないでしょうか。

 …と,そこまで大きく考えてはおりませんが,とにかく楽しくその様子を伝えようとした拙い記事を以下にご紹介。

 

実例2.実況中継 (大山登山名珍場面)

 いつの時代も,校外行事とはエピソード,楽しいこぼれ話がつきものです。ここからは楽しい大山登山の様子をちょっとご紹介。

 

「富士山は○○○○○登録!?…の巻」

 1合目過ぎでの話。まだまだ余裕。快調に歩きつつ,快調におしゃべりが進む子ども達…。

「大山って国立公園だよなあ。」

「そうだでぇ。あっ,そういえば,富士山も何かあったがん,え~っと,あ,そうそう,富士山はねぇ,いつだか天然記念物に登録されかけたんだよ!」(1組N君)

「それを言うなら世界遺産でしょ…。富士山は生き物ではありませんよ…。ていうか,富士山はオオサンショウウオと同類なのかい!?」(1組担任K)

「いや,『山は生きている』って言うから,ある意味生き物なんじゃありませんか?先生?」(1組Mさん)

妙に説得力があるようなないような…。大自然の懐に抱かれながら,楽しい話は続く…。

 

 

「上がるもの,下がるもの…の巻」

 高速ガイドさんの影響か,子ども達の日頃の鍛錬の成果か,今回の大山登山は例年以上のハイペース。それでも平然と歩く子ども達。

 

 3合目を過ぎると,足も慣れてきて,ますます快調!!舌も滑らか!!

「ヤッホーッ!」(1組S君)

「ビューティフル!!」「ワンダフル!!」「デンジャラス!!」(知っている英単語をとりあえず叫びまくる1組M君K君達)

「ねえ,ねえ,なんで大山ではポテトチップスの袋が膨らむだ?」

「大山だけんだがん。」(2組Sさん)

「寒いけんじゃない?」(2組I君)

「…。」(解説する気力を失っている2組担任N)

 

 高度の上昇とともに,下がる気圧。気圧の低下とともに膨らむ,ポテトチップスの袋のように,上がる一方の子ども達のテンション。そのハイテンションにエネルギーを吸い取られるかのように,減っていく担任の体力。増えていく5年生男子会の楽しげな会話と,減っていく担任の口数…。

 

「よっしゃあ!7合目だぁ!!」「楽勝だぜぇ!!」

ますます意気揚がる子ども達の横で,「はぁはぁ,ぜぇぜぇ…」と息上がる担任だった…。

 

 

「おやつの中身は!?…の巻」

 山頂での話。

 お弁当をおいしそうに食べた後は,待ちに待った本格的なおやつタイム!!うれしそうにおやつの袋を開けるD君に密着。

「何を買ったの?」(担任)

「え~っと,サラミと,イカのするめと,一口カツと…」(D君)

出てくるおやつの袋には「珍味」と書かれているものばかり…。

 

「まさか水筒の中身は…?」

ふとした疑念にかられた担任であった。

 

  

 このように,実況中継風(…米子弁もオンパレード)に伝えていけば,その時の光景を思い浮かべやすいのではないか,「大山登山どうだった?」といった,家庭での会話のきっかけになるのではないかと思い,大きな行事の後はほとんどこうした形で伝えています。

  今回ご紹介したのは子ども達の珍プレーに傾倒していますが,無論好プレーの様子も中継します。いずれにしてもいくつか留意したり工夫したりしている点がありますので,それについては次回にて…。

 

西村 健吾(にしむら けんご)

米子市立福米東小学校 教諭
「豆腐のような通信を!(1.マメで 2.四角く 3.やわらかく 4.面白く)」をモットーに、学級経営に果たす通信の役割を見直し、日夜創意工夫に励んでいます。一つの実践提供になれば…。

同じテーマの執筆者
  • 川村幸久

    大阪市立堀江小学校 主幹教諭
    (大阪教育大学大学院 教育学研究科 保健体育 修士課程 2年)

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