地域のふれあい祭りがありました
11月に入り、肌寒さが増してきました。しかし山は紅葉。今年は寒暖の差が大きかったため「赤」が大変鮮やかで美しいように見えます。
さて少し前の話になりますが、10月に小学校区での「ふれあい祭り」がありました。地区の社会福祉協議会が主催するこの行事は、学校の校庭でわたあめやフランクフルトなどの出店が多数出店。体育館では、ピアノ・空手・ブラスバンドなどの児童発表があり、毎年地区全体が盛り上がる行事となっています。
その一角でイエローリボン運動を実施しました。
子どもたちの主体性がすばらしい
以前つれづれ日誌でもご紹介したように本校では今年度からイエローシール運動として「いじめゼロの運動」を実施しています。http://www.manabinoba.com/index.cfm/8,16749,21,136,html
小学生には名札にイエローシール。大人にはイエローリボンというわけです。事前に実行委員を募集したところ1年生から6年生まで十名ほどが集まりました。この実行委員がこちらの予想以上に活発に運動を展開してくれました。
「イエローリボン運動に協力してくださーい。」
と大声で呼びかけたり、人権担当の先生が急きょ作ってくれたビラを配りに走り回ったり主体的に動き回る姿にはこちらもびっくりでした。当日は小雨が降っていたのですが、ある1年生の男の子は、頭がぬれてもかまわずに「もっとくばりたーい。」と夢中でした。
地域に広がるいじめゼロの運動
最初は実行委員の保護者や教職員ばかりだったのが、子どもたちのがんばりが功を奏したのか、一般の地域の方々も参加してくれました。
『いじめはぜったいいけないよ。』
『いじめを見たらやめさせます。』
子どもたちから配られる黄緑色の画用紙でできた葉っぱに、地域の方々の言葉が並びました。
いじめの予防的な活動につながるイエローリボン運動。これからも細々と続けていきたいと思います。

鷺嶋 優一(さぎしま ゆういち)
栃木県河内郡上三川町立明治小学校 教諭
この春、勤務校が変わりました。異動したての新鮮な気持ちをダイレクトにつづりたいと思います。そして「ICTと幸せ」についても小学校教育の視点から考えます。
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