まさか!自分の住んでいる学区内への異動
この4月から12年勤めた小学校を離れ、なんと自分の住んでいる学区内の小学校へ異動となりました。
どの学校へ異動するとしても特に不平も不満も持たない自分でしたが、内示をいただいたときにはさすがに「えっ!」とつぶやいてしまいました。まさか自分の住んでいる学区内への異動はないものと考えていたからです。しかも学校までの通勤距離があまりにも短いために通勤手当がでないとのこと。早速新しい自転車を購入。学校まで自転車でどのくらいの時間がかかるのかと気になり、春休み中に学校まで行ってみると、なんと6分でした(笑)。これまで2週間ほど勤務しましたが、快適に通勤しています。
校歌という学校文化
異動したては何もかも目新しいものです。つくづく日本には独特の学校文化があるなあと感じています。同じ自治体内の学校なのに、同じ学習指導要領に基づく指導であるはずなのに、やり方が違うところが新鮮です。そして学校間では違うことが多いけれど、学校内ではできるだけ共通理解を図ろうとする。これが日本の学校文化であり、きめ細かな指導ができる理由だと感じました。
私が学校文化の中で一番好きなのが「校歌」です。その学校の文化をコンパクトに集約したものであり伝統です。一日も早く校歌を覚えて子どもたちや先生方とともに大きな声で歌いたいと思います。
異動は最大の研修である
さて、本日のタイトルでもある「異動は最大の研修である。」これは以前、長期研修を受けた際、ある先生がおっしゃった言葉です。今私はその最大の研修を受けている真っただ中なのだろうと思います。そして全国にもお仲間がたくさんいると思います。学校だけでなくいろいろな業種においても勤務場所が変わることは最大の研修なのだろうと思います。仮に不本意な異動であっても、前向きにとらえてほしいと思います。人生に無駄はない!
新鮮なうちにメモを
まだまだ新しい学校には慣れず、不安も忙しさも大きいのですが、それは日々新鮮だということ。良くも悪くも新鮮なうちにメモを取っておきたいと思っています。慣れるということは以前の勤務校との違いを日々感じながら自分の中で折り合いをつけていく作業でもあります。なんとなくその学校のやり方に慣れてしまうのではなく、その時感じた驚きや感動。その過程をメモすることが、よりよい仕事をすることにつながるのではないかと思います。
異動された皆さん、体には十分気を付けながら、がんばっていきましょう。

鷺嶋 優一(さぎしま ゆういち)
栃木県河内郡上三川町立明治小学校 教諭
この春、勤務校が変わりました。異動したての新鮮な気持ちをダイレクトにつづりたいと思います。そして「ICTと幸せ」についても小学校教育の視点から考えます。
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