今回の東日本巨大地震により、多くの方々の命や財産が奪われ、甚大な被害があり心からお見舞い申し上げます。まずは現状復旧、そして一刻も早い復興をお祈りいたします。ともに頑張りましょう。
本校での3月11日は、14日の高校入試にむけて午前中に在校生で大掃除をし、午後は教員で会場づくりをしていたので、多少の揺れはあったのかもしれませんが、気がつく教員は誰もいませんでした。その後のテレビ報道等で知り、愕然とした思いとなったことは、今でも新しい記憶です。
さて「教育日誌」とありますが、大上段に構えたものではなく、学校生活や学校現場で感じたこと、素朴な疑問等を投げかけた話題提供になればなぁという自然体の感覚で取り組んでいきたいと思いますので、半年間よろしくお願いします。
唐突ですが、4月2日はどんな日かご存知でしょうか?エイプリールフールの翌日。と幼い頃は答えていたのかもしれませんが・・・たまたま職員室に掲示してあるポスターを目にして、私は知らなかったので問いかけをさせていただいたのですが、4月2日、この日は「世界自閉症啓発デー」だそうです。加えて4月2日から8日までが、「発達障害啓発週間」となっています。
2007年4月文科省通知として、各教育長、関係機関へ「特別支援教育の推進について(通知)」 http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/07050101.htm が出されました。これは改正学校教育法の実施に際し、再度徹底するように通知が出されたものですが、高校でも特別支援教育推進のためにCo(コーディネーター)指名や校内委員会等の組織化や機能化に焦点化せざるを得ない通知ともいえます。
高校で学習活動や特別活動、学校生活を行う上で特別な支援を要する生徒は、以前から一定数が在籍していましたが、教員や周囲に理解が無ければ、進級や卒業を迎えられなかったり、違和感を感じながら学校生活を送ったり、進路変更を余儀なくされるケースが多かったと思います。
高校での特別支援教育は、多くの教員が必要な事と答えながら、個別的な部分となると個別対応で処理をしようとして、結果的には個人で抱え込み、対応しきれなくなるケースが多いように思います。特別支援教育の必要性は理解しながら、従来通り個別で対応をする教員がまだ存在しています。いわゆる一部教員による囲い込みですね。高校では教科別に学習指導を行う点で、複数教員の支援がなければ、成立しないにもかかわらずなんですが・・・
一方で、組織対応の必要性の理解を示していただける教員も増えてきたのも事実で、Coを中心にSST(ソーシャルスキルトレーニング)やチャレンジ就労等にチームを組織して対応していただいたのは、いい体験ができました。今後、こうした事例の中で感じたことや疑問を話題提供とさせていただけたらと思っていますので、よろしくお願いします。

田杼 弘行(たどち ひろゆき)
神戸市立兵庫商業高等学校 教諭 特別支援Co
すべての学校に特別支援教育をという文科省通達から5年目。しかし高校現場でのギャップ。一教師として、できることを探りながら、様々な「話題提供を」と、思っています。
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