2011.01.26
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いつ、どこで、誰が見聞きしているかわからない

滋賀学園中学高等学校 校長・学校法人滋賀学園 理事・法人本部事務局 総合企画部長 安居 長敏

先日、新しく担当した仕事で出会った人から、こんなことを言われた。

「初めまして!といっても、実は以前にお会いしてるんです。」

・・・えっ??

「○○研修の時、△△の発表をされましたよね。私も同じようなことを考えていたので、すごく心に残っています。」

・・・うそやろ~。あれからもう20年以上も経ってるでぇ(^_^;)

まぁ、当時の僕としては、けっこう力を入れてやっていたことで、人前に出しても恥ずかしくない取り組みではあったけど、今にして思えば《若気の至り》的な部分もあって、まだまだ未熟。

この期に及んで、その発表内容に対してお褒めの言葉をいただけるようなシロモノではなかった。

・・・ホンマかいな?

内心、社交辞令かもしれないと思いつつ、言葉を返しておく。

・・・いえいえ、あの時はまだ駆け出しでしたから。今なら、もっとちゃんとしたものができると思います。

あまりにも唐突に「とても参考になった」なんて言われても、どうリアクションしてよいものやらわからず、思わず照れ笑い。

でも、思ったね。

自分の言動を、いつ、どこで、誰が見てるか、聞いてるかわからない。気を抜いて、適当にごまかしたり、嘘をついたりしていたら『あ~、この人はこんな人なんや・・・』と、その時は直接、何も言われなくても、相手の心にそれがしっかり刻まれてるってこと。

だから、人と接する時はもちろん、人が見ていようが見ていまいが、いつも真剣に相手のことを思いやり、気を抜くことなく、真面目に物事に取り組まなくてはダメなんだって。

// 一生懸命努力すれば、きっと見ていてくれる人がいる! //

今日の出会いは、改めて、僕自身「がんばろう!」って気持ちを思い起こさせてくれた。

よっしゃ、がんばるでぇぇ~

ステキな言葉を、ありがとう。

安居 長敏(やすい ながとし)

滋賀学園中学高等学校 校長・学校法人滋賀学園 理事・法人本部事務局 総合企画部長
私立高校で20年間教員を務めた後、コミュニティFMを2局設立、同時にパソコンサポート事業を起業。再び学校現場に戻り、21世紀型教育のモデルとなる実践をダイナミックに推進中。

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