私は今年度、『教師みらいプロジェクト』というものに関わっています。名前だけ聞くと、文部科学省の何かすごいプロジェクトのように思えますが、教育に対して志をもつ民間教育サポート機関が行っている一つの活動なのです。3年ほど前から始まった活動ですが、本当に地味で、ほんの一部の人にしか知られていないものなのです。今回は、そのことを紹介します。
このプロジェクトを推進している人は、富山県の老月敏彦さんで、元国立大学附属小学校教諭だった方です。10年ほど前に教諭を途中退職し、志を持って富山市で「フューチャードリーム(子どもサポート研究所)」という子どもサポート機関の運営をするとともに、現在はスクールソーシャルワーカーもしています。
老月先生は、「今は子どもも教師も元気がなくなっている」ので、何とかしたいと考えての転身だったようです。自宅近くに建てた「フューチャードリーム」という場で、子育て支援・相談事業、子ども能力開発事業、学校(教師)サポート事業を行っています。そうすることで、「子どもが元気に、学校が元気に、家庭が元気に」したいと願って活動しているそうです。
『教師みらいプロジェクト』は教師サポート事業の一つで、本年度は「学級づくりパワーアップセミナー」と称して、「授業づくりと学級づくりの一体化」をテーマとして、全国各地でセミナーを展開しています。
一方、私は5年ほど前から、「授業づくりと学級づくりの一体化」をテーマにした実践をしてきています。そこで、全国10カ所で行われる今年度の『教師みらいプロジェクト』のうち、6カ所のセミナーに参加し、実践発表をすることになりました。
私のテーマは、凡人教師としての教育哲学と今年の実践を語る「自ら勇氣を発揮したくなる『まるごと教育』」です。そこでは、『まるごと教育』とは何か、「自ら勇氣を発揮したくなる」とはどういう状態か、そして、そうなるための具体的実践を紹介しています。これまでに、千葉(写真 上)、京都(写真 中)、仙台(写真 下)で発表してきました。
おもしろいことに、自己流の実践なのにも関わらず、私の実践発表の後で、話をされる講師の先生方の話と重なるところがあるのです。これは、目的(教育の目的)が同じであれば、必然的に考え方(理論)や実践が似てくるということではないかと思いました。
これまで、受信する(他から学ぶ)ことが多かったのですが、発信する(実践を発表する)ことで学びが加速するとともに、自信を持てることがわかりました。
また、私自身、このセミナーに参加すると、「元気と勇気」をもらうことができます。それは、全国から高い志を持った教師(教育関係者)が集うからと、魅力ある講師がいること、そして、何よりも主催する老月先生の人間的なあたたかさがあるからだと考えています。
この冬は寒い冬だと言われています。教師として、ただ学ぶだけでなく、人としての温かさを感じられる学びをしていきたいと思っています。
そして、2011年は、子どもを育てることとともに、教師のみらいを熱く考える輪を広げたいと考えています。
このプロジェクトを推進している人は、富山県の老月敏彦さんで、元国立大学附属小学校教諭だった方です。10年ほど前に教諭を途中退職し、志を持って富山市で「フューチャードリーム(子どもサポート研究所)」という子どもサポート機関の運営をするとともに、現在はスクールソーシャルワーカーもしています。
老月先生は、「今は子どもも教師も元気がなくなっている」ので、何とかしたいと考えての転身だったようです。自宅近くに建てた「フューチャードリーム」という場で、子育て支援・相談事業、子ども能力開発事業、学校(教師)サポート事業を行っています。そうすることで、「子どもが元気に、学校が元気に、家庭が元気に」したいと願って活動しているそうです。
『教師みらいプロジェクト』は教師サポート事業の一つで、本年度は「学級づくりパワーアップセミナー」と称して、「授業づくりと学級づくりの一体化」をテーマとして、全国各地でセミナーを展開しています。
一方、私は5年ほど前から、「授業づくりと学級づくりの一体化」をテーマにした実践をしてきています。そこで、全国10カ所で行われる今年度の『教師みらいプロジェクト』のうち、6カ所のセミナーに参加し、実践発表をすることになりました。
私のテーマは、凡人教師としての教育哲学と今年の実践を語る「自ら勇氣を発揮したくなる『まるごと教育』」です。そこでは、『まるごと教育』とは何か、「自ら勇氣を発揮したくなる」とはどういう状態か、そして、そうなるための具体的実践を紹介しています。これまでに、千葉(写真 上)、京都(写真 中)、仙台(写真 下)で発表してきました。
おもしろいことに、自己流の実践なのにも関わらず、私の実践発表の後で、話をされる講師の先生方の話と重なるところがあるのです。これは、目的(教育の目的)が同じであれば、必然的に考え方(理論)や実践が似てくるということではないかと思いました。
これまで、受信する(他から学ぶ)ことが多かったのですが、発信する(実践を発表する)ことで学びが加速するとともに、自信を持てることがわかりました。
また、私自身、このセミナーに参加すると、「元気と勇気」をもらうことができます。それは、全国から高い志を持った教師(教育関係者)が集うからと、魅力ある講師がいること、そして、何よりも主催する老月先生の人間的なあたたかさがあるからだと考えています。
この冬は寒い冬だと言われています。教師として、ただ学ぶだけでなく、人としての温かさを感じられる学びをしていきたいと思っています。
そして、2011年は、子どもを育てることとともに、教師のみらいを熱く考える輪を広げたいと考えています。
大谷 雅昭(おおたに まさあき)
群馬県藤岡市立鬼石小学校 教諭
子どもと子どもたち、つまり個と集団を相乗効果で育てる独自の「まるごと教育」を進化させると共に、「教育の高速化運動」を推進しています。子ども自身が成長を実感し、自ら伸びていく様子もつれづれに綴っていきます。
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