2010.04.29
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森の空中散歩

軽井沢SOBO 代表 今野 篤

北軽井沢に「フォレストアドベンチャー・ASAMA」というアクティビティ施設がある。

フォレストアドベンチャーとは、フランス発”冒険の森”である。元は、フランスとスイスの企業研修用に作った施設だったが、評判がよかったため一般に開放するようになった。その後、フランス国内で人気が広がり、現在ではこの類の森の中のレジャー施設は、200以上あるといわれている。

今回それに我が家が挑戦してきた。さて、どうなることやら。


まずは練習ステージに連行され、簡単な講習を受ける。フォレストアドベンチャーには、リスク・マネジメントという言葉がよく使われる。これは、木の上にあがったら誰も助けてくれない、自分でやるしかない。つまり、自分でリスク管理をして、自然を理解する。周りの人は勇気付けることしかできない!とまあ、なんとも厳しいお達しなのである。

練習を終えるといよいよ本コースだ。流石、練習用コースと違い次々と恐怖(?)が襲いかかる。丸太に邪魔をされたり、揺れるロープの上を渡ったり、高さ10m以上からジャンプもする。

しかし、慣れてくると、恐怖から楽しさに変わってくる。ここからがフォレストアドベンチャーの本領発揮である。余裕が出てくると、コースの先読みをしたり、途中でしばらく休んだり(?)、家族の様子を気づかったり(??)と、結構違った楽しみ方ができる。

フォレストアドベンチャーの一番の醍醐味は、ターザンロープだろう。これは木と木に張られたワイヤーをロープウェイのように降りるのだ。その長さ100m以上。飛び降りている際は、まさに森の空中散歩。とても気持ちよいのだ。

全てのコースを終えるまで約2時間。終了後、子供の感想を聞いてみると、「恐かったけど、楽しかった」と声を揃えていう。2時間に満たない空中戦だったが、家族に一体感があったことは確かである。家族がひとつになった証なのだろうか。う~ん、やるではないか、フォレストアドベンチャー!


元企業研修用ということだが、誰がやってみても効果はあるだろうし、何より楽しい。子供ならアスレチックのように楽しめるし、なによりチャレンジになる。家族で体験すれば、不思議と一体感が生まれ楽しさがさらに増す。ホント、木の上に登ったら、誰も助けてくれない。自分でやるしかない。でも信頼できる家族や仲間がいる。なんとも心強いではないか。

ちなみに、体験できるのは小学生以上であり、残念ながら幼児は不可である。週末にフォレストアドベンチャーで、家族の輪を深めてみてはいかがだろうか。



フォレストアドベンチャー

アドベンチャー度 ★★★★
家族向上度 ★★★★★
おススメ度 ★★★★★
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今野 篤(こんの あつし)

軽井沢SOBO 代表
学生時代、自転車でアラスカ1,500kmを縦断。2008年、住み慣れた千葉から、大自然で子どもを育てるべく長野の軽井沢に移住。毎日がアウトドア、四人の子どもを持つ。

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