2010.02.11
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本番に力を発揮するには 声楽part2

栃木県河内郡上三川町立明治小学校 教諭 鷺嶋 優一

 前回、私が声楽を習っていることを書きました。
その「おさらい会」が2月7日(日)にありました。
 いつもは本番で何かしらミスをする私なのですが、今回は自分でもよくできたなあと感じる事ができました。練習どおりの力が発揮でき、弾き語りで歌った「旅立ちの日に」は、ピアノが止まることがなく、「落葉松」も感情を込めて歌え、そして先生との二重唱も上手く言ったのです。
 私の中だけのささやかな体験ですが、どうして今回は、本番に力が発揮できたのか?振り返ってみると二つ、その答えが見つかりました。

 その1:「野村克也著、『負けに不思議の負けなし』」
 実はこの本、まだ初めの部分しか読んではいないのですが、まさにその通り、用意周到しっかり準備しておかなければ、上手くいかなくても不思議ではない。そのことを踏まえて、今回はぎりぎりまで上手くできないところを練習しました。
 その2:「当日、特に本番前はリラックス」
 よくスポーツ選手が、「本番を楽しみたい」といいます。そのほうが練習通りの力が発揮でき、結果的によい成果が得られるのでしょう。私も会の最中は他の人の演奏を楽しみました。自分の演奏が始まる前は周りの人との会話を楽しみ、「まあ失敗してもしょうがない。気にするのは自分だけ。」と腹をくくりました。
 
 いつもうまくいくとは限りませんが、自分にとっては大きな体験でした。
 さあ次はどんな曲を歌おうかな。これからも歌を楽しんでいきたいと思います。

鷺嶋 優一(さぎしま ゆういち)

栃木県河内郡上三川町立明治小学校 教諭
この春、勤務校が変わりました。異動したての新鮮な気持ちをダイレクトにつづりたいと思います。そして「ICTと幸せ」についても小学校教育の視点から考えます。

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