2010.02.04
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雪遊び

軽井沢SOBO 代表 今野 篤

軽井沢は標高1000mにあるため、冬は北海道の札幌並みに寒い。しかし、残念なことに(?)、札幌ほど雪は降らない。だから雪に悩まされることは少ない。雪が降って喜ぶのは、子供と近所の犬ぐらいである。

雪が降ると、子供は庭へ一直線である。雪遊びの定番はなんと言っても、雪合戦と雪だるまづくりだろう。まずは運動がてら軽く雪合戦。しかし、子供達は父の容赦ない攻撃に防戦一方。もう暫くは、優位な戦いができそうだ。

さあ、雪合戦で体があったまったら、お次は雪だるま作りである。スノーマンの影響か、うちのチビ達は夜中に雪だるまが、動いていると信じている。次の朝起きて、違う場所に雪だるまがあったらさぞびっくりするだろうな。今度やってみようかな。ちなみに雪だるに関する面白い文献を見つけた。その名も「完璧な雪だるまの作り方」。雪だるまもインターナショナルな時代に入った模様。

雪だるまができたら、いよいよかまくら作りである。昔から、人が入れるかまくらを作ってみたかった。できることならコタツを持ち込んで、中でみかんを食べてみたい。そんな思いを抱きながら、庭中の雪をせっせととにかくかき集める。長女も長男も必死だ。二女は全く手伝わない。三女は赤ちゃんゆえに戦力にならない。一週間かけてやっとこさできたかまくらは…。子供が入れる程度の大きさ。残念!

さて週末になると、今度は近くの山でスノーシューを楽しむ。スノーシューとは、西洋版「かんじき(ワカン)」で、雪の上を楽に歩くための道具。これがすこぶる良く、普通に歩いたら膝まで潜ってしまうようなフワフワの深雪も、スノーシューを履けばまるで体が浮いているかのような感覚で自由自在に歩き回れる。

先日はこのスノーシューで、近所にある小浅間山(標高1,655m)にトレッキングをしてきた。年長の長男にとって少々辛い登山になったが、突風や急斜面に負けることなく、自力で登りきった。頂上での彼の姿は少し勇ましかった。父は嬉しかったぞ。帰りは豪快に斜面をそりで下った。なんとも愉快な登山であった。

スノーアクティビティ、どれもこれも魅力的でたまらない。来年こそはかまくらにコタツを持ち込んでみかんを…。
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今野 篤(こんの あつし)

軽井沢SOBO 代表
学生時代、自転車でアラスカ1,500kmを縦断。2008年、住み慣れた千葉から、大自然で子どもを育てるべく長野の軽井沢に移住。毎日がアウトドア、四人の子どもを持つ。

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