2009.12.31
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強制的団らん~アグネス・チャンさんから教わったこと

栃木県河内郡上三川町立明治小学校 教諭 鷺嶋 優一

2009年も今日で終わろうとしています。
年齢を重ねるごとに1年過ぎるのが早まるような気が・・・・・。
さて、私の中で今年最大の出来事と言えば、アグネス・チャンさんとの座談会に参加させていただいたことです。

家庭教育の大切さが叫ばれているものの、「何でも家庭が悪い。」とマイナス要因はすべて家庭に押し付ける風潮がありはしないかと考えていました。「規則正しい生活はできていますか。」とか、「携帯電話の家庭内でのルールはありますか。」などなど。その結果、家族でのんびり過ごすという何気ない交流の大切さを忘れてしまっているのではないかと。

その話の中で、アグネスさんからは「ウチは、”強制的団らん”をしています。」との言葉をいただきました。「夕食後には、『はい、団らんするよ。』とみんなでおしゃべりをするんです。」とのこと。
私は、はっとしました。実は夕食後にさっさと部屋に閉じこもってしまうのは自分だったのです。家庭教育の問題を指摘しておきながら、行動が伴っていない自分が恥ずかしくなりました。

コミュニケーションの基本は、
 ☆笑顔で!
 ☆目と目を合わせ!!
 ☆楽しく会話すること!!!
ですね。それが家庭という最も基本的な場で習慣として行われていたら、きっと子どもはまっすぐに育っていくでしょう。
子どもがテレビや携帯電話、インターネット等に魅力を感じてしまうのは致し方ないことかもしれません。だからこそ親が団らんを強く求めていくことが今、家庭で一番大切なことなのだと思います。
 この冬休み。世界中のご家庭で、ご親戚で、施設で、団らんが行われ子どもたちの幸せにつながりますように・・・。

アグネスさん、本当にありがとうございました。
そして皆様、よいお年を。

アグネスさんとの座談会の様子は以下のページをご覧ください。
http://www.manabinoba.com/index.cfm/8,11478,20,1,html

鷺嶋 優一(さぎしま ゆういち)

栃木県河内郡上三川町立明治小学校 教諭
この春、勤務校が変わりました。異動したての新鮮な気持ちをダイレクトにつづりたいと思います。そして「ICTと幸せ」についても小学校教育の視点から考えます。

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