明けましておめでとうございます。本年もどんな遭遇があるか全く予測不可能ですが、子育てに励む次第であります。どうぞよろしくお願いします。
子供の頃の夢を覚えているだろうか。また、その夢を実現した人は、どのくらいいるのだろうか。スポーツの一流選手や宇宙飛行士に、そのような人が多いような気がする。残念ながら、私には小さい頃の夢の記憶がない。果たして我が子は、どんな夢を持っているのだろうか。そしてそれは実現するのだろうか。少し気が早いが我が子の将来を占ってみる。
私 「そこに座って」(子供を呼んで)
美鈴・駿太 「…」(怒られると思って身構えている)
私 「美鈴と駿太のなりたいものってなんだっけ。美鈴は?」
美鈴「えっーと大工さん」(安堵した様子で)
私 「駿太は?」
駿太「クルマ屋さん」
私 「そうだよな。駿太、クルマ好きだもんな」
長男の夢は、幼稚園児らしくただクルマが好きだからそう答えたと思う。残念ながら宇宙飛行士ではなかった。長女の夢である大工さんは、移住してしばらくたって言い始めた。
私 「美鈴さ、どうして大工さんになりたいの?」
美鈴「いろいろなもの作りたいから」
私 「へぇー、どんなものを作りたいの?」
美鈴「木の家とか、アスレチックとか、シーソーとか」
どうやら、我が家を建てたことと私の日曜大工がきっかけのようだ。また、先日連れていったアスレチックの影響も出ている。
私 「大工さんて、男の人ばかりだよ」
美鈴「うん大丈夫。」
私 「クラスのみんなは、美鈴が大工さんになりたいこと知っているの?」
美鈴「知っているよ」
私 「へぇー。誰に言ったの?」
美鈴「えっと、Aちゃんに、Bちゃん、Cくん、Dくん…。」
これにはびっくりした。実は以前聞いたときには、恥ずかしくてみんなには言っていなかった。友達に宣言しているところをみると、本気なのか。いやいや、子供のことだから、コロコロと変わるのか。
私 「ふーん、じゃあ、どうすれば大工さんになれると思う?」
美鈴「いっぱいいろいろなものを作る」
私 「そうだね。勉強は?」
美鈴「いっぱいする。算数とか」
私 「理科と図工もするといいよ。でも一番大切なのは、諦めないこと。ほらスケートといっしょだよ。この前、美鈴、スケートの練習を辛くて怠けてたよな」
美鈴「うーん…」
私 「あれじゃ上手くならないよ。先生が恐いからやるのではないよな」
美鈴「うん。速くなりたいから」
私 「そう、大工もいっしょ。いいものを作りたいの一心でやるんだよ。一心てわかるか」
美鈴「一生懸命にやること?」
私 「そうだなぁ、一つのことに集中した心のことを言うんだよ」
夢を実現した人は、きっと親子共々、夢に向かって一心になれた人だと思う。好きなことやりたいことを実現してみる。夢が叶ったときの本当の感動は、その子にしかわからない。こういう子供が育ったら、日本はもっともっと素敵な国になるだろう。
我が子はきっと、一流のスポーツ選手にも宇宙飛行士にもなれないだろう。しかし、自分で考えた夢に愚直に向かえば、大工でも何にでもなれるのではないだろうか。そう考えるとなんだか嬉しくワクワクしてきた。今度の休みには、一丁、いっしょになにか作ってみようかな。
娘の夢の設計図を見て、思わず微笑んでしまった。とても楽しそうだ。素敵な大工さんだ。絵は私より、格段に上手いようだ(笑)。
子供の頃の夢を覚えているだろうか。また、その夢を実現した人は、どのくらいいるのだろうか。スポーツの一流選手や宇宙飛行士に、そのような人が多いような気がする。残念ながら、私には小さい頃の夢の記憶がない。果たして我が子は、どんな夢を持っているのだろうか。そしてそれは実現するのだろうか。少し気が早いが我が子の将来を占ってみる。
私 「そこに座って」(子供を呼んで)
美鈴・駿太 「…」(怒られると思って身構えている)
私 「美鈴と駿太のなりたいものってなんだっけ。美鈴は?」
美鈴「えっーと大工さん」(安堵した様子で)
私 「駿太は?」
駿太「クルマ屋さん」
私 「そうだよな。駿太、クルマ好きだもんな」
長男の夢は、幼稚園児らしくただクルマが好きだからそう答えたと思う。残念ながら宇宙飛行士ではなかった。長女の夢である大工さんは、移住してしばらくたって言い始めた。
私 「美鈴さ、どうして大工さんになりたいの?」
美鈴「いろいろなもの作りたいから」
私 「へぇー、どんなものを作りたいの?」
美鈴「木の家とか、アスレチックとか、シーソーとか」
どうやら、我が家を建てたことと私の日曜大工がきっかけのようだ。また、先日連れていったアスレチックの影響も出ている。
私 「大工さんて、男の人ばかりだよ」
美鈴「うん大丈夫。」
私 「クラスのみんなは、美鈴が大工さんになりたいこと知っているの?」
美鈴「知っているよ」
私 「へぇー。誰に言ったの?」
美鈴「えっと、Aちゃんに、Bちゃん、Cくん、Dくん…。」
これにはびっくりした。実は以前聞いたときには、恥ずかしくてみんなには言っていなかった。友達に宣言しているところをみると、本気なのか。いやいや、子供のことだから、コロコロと変わるのか。
私 「ふーん、じゃあ、どうすれば大工さんになれると思う?」
美鈴「いっぱいいろいろなものを作る」
私 「そうだね。勉強は?」
美鈴「いっぱいする。算数とか」
私 「理科と図工もするといいよ。でも一番大切なのは、諦めないこと。ほらスケートといっしょだよ。この前、美鈴、スケートの練習を辛くて怠けてたよな」
美鈴「うーん…」
私 「あれじゃ上手くならないよ。先生が恐いからやるのではないよな」
美鈴「うん。速くなりたいから」
私 「そう、大工もいっしょ。いいものを作りたいの一心でやるんだよ。一心てわかるか」
美鈴「一生懸命にやること?」
私 「そうだなぁ、一つのことに集中した心のことを言うんだよ」
夢を実現した人は、きっと親子共々、夢に向かって一心になれた人だと思う。好きなことやりたいことを実現してみる。夢が叶ったときの本当の感動は、その子にしかわからない。こういう子供が育ったら、日本はもっともっと素敵な国になるだろう。
我が子はきっと、一流のスポーツ選手にも宇宙飛行士にもなれないだろう。しかし、自分で考えた夢に愚直に向かえば、大工でも何にでもなれるのではないだろうか。そう考えるとなんだか嬉しくワクワクしてきた。今度の休みには、一丁、いっしょになにか作ってみようかな。
娘の夢の設計図を見て、思わず微笑んでしまった。とても楽しそうだ。素敵な大工さんだ。絵は私より、格段に上手いようだ(笑)。



今野 篤(こんの あつし)
軽井沢SOBO 代表
学生時代、自転車でアラスカ1,500kmを縦断。2008年、住み慣れた千葉から、大自然で子どもを育てるべく長野の軽井沢に移住。毎日がアウトドア、四人の子どもを持つ。
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